2006年10月10日(火)
萩の夏みかん [編集者の非日常]
夏みかんといえば山口県萩市が有名です。昨年旅行にいったのですが、たわわに実った夏みかんを観賞しながら自転車で萩市内を観光すると、ほのぼのとした気分になります。
でも、なぜ萩市には夏みかんが多いのでしょう?
明治維新の廃藩置県によって武士の生活が苦しくなりました。それを助けるため旧藩主の小幡高政が空き家に夏みかんの苗木を10万本植えていったそうです。明治10年には全国に出荷するまでになりました。
夏みかん1つとっても物語があっておもしろいですね。
ちなみに山口県内のガードレールは黄色です。これは、1963年の山口国体のときに当時の山口県知事が、国体に来た人たちに何か印象に残るものはないか?と考え、ガードレールを山口県特産の夏みかんの色に塗り替えることを提案したそうです。もちろん白いガードレールもありますが、黄色のガードレールを見ると以前宇部市に住んでいた私は山口県に帰ってきたと実感します。
帰りに山口市の五重塔にも行ってきました。駐車場には大型バスが何台も並んでいて観光客だらけ。さすが国宝です!天候にも恵まれ、絵葉書のような美しい写真が撮れたので大満足でした。(C.Y)
Posted at 06時00分