紫の
ひともとゆゑに
武蔵野の
草はみながら
あわれとぞ見る
〜むらさき草が一本咲いている
という(縁)だけで武蔵野の草花が
皆愛おしく(身近に)感じてしまう〜
上記の古今和歌集の歌にも詠まれているように、むらさき草は、縁あるもの、ゆかりあるものとされ、このことから紫色を縁(ゆかり)の色としてたとえるようになりました。現在、人の名前で「紫子」と書いて「ゆかりこ」と読む方もおられますが、三島食品株式会社では、赤紫蘇のふりかけを考えたとき、商品の色が紫色のところから「ゆかり」と命名しました。 −1970年(昭和45年)の事です−