2006年02月27日(月)

食育大百科 Vol.1箸の持ち方 [ハウディニュース2006]

食事をする上で一番初歩的なもの。それは箸を持つ事。箸の持ち方なんて食べれれば何でもいいよ!なんて言わないで。正しい箸の持ち方というのは、長い歴史の中で磨かれてきたものなので、一度マスターしてしまえば効率的で疲れにくく、万人に適した自然な方法なんです。見た目にも美しいですね。

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正しい箸の持ち方
★動かし方のpoint!

■下の箸はしっかり固定し、おもに中指を動かして上の箸を上下に動かす(上下の箸が近いと大きく開くことができず、また箸先がぴったり合わないので、小さな物をつまむこともできない)。

★上の箸のpoint!
■親指の腹が支点になる ■中指の爪の横に当てる
★下の箸のpoint!
■薬指が支点になる ■小指を薬指に添わせる(離さないように)
■薬指の爪の横に当てる

やってはいけない箸のマナー

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迷い箸

迷い箸:食べる物を決めないで箸をウロウロさせる
受け箸 :箸を持ったままおかわりをする
移り箸 :いったん取りかえてほかのものに変える
拝み箸 :両手で箸を持って拝むようにする
落とし箸: 食事中に箸を床に落とす
掻き箸(かき箸): 茶碗の縁を口にあてがい箸でかきこむ
空箸: 箸を一度料理につけておきながら食べないで箸を置く


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箸渡し

箸渡し:箸で挟み上げた料理を別の箸で取ったり、箸と箸で料理をやり取りする
くわえ箸: 箸を食膳の上に置かず、口に入れくわえる
こじ箸: 食器に盛った料理を上から食べないで、箸でかき回し
    て、 自分の食べたい物を探りだす
込み箸 :口にほおばった物を箸で奥に押し込む
探り箸 :汁ものなどで、かき混ぜて中身をさぐる
刺し箸: 箸の先で突き刺して食べる
指し箸: 食事中に箸で人を指す
等など

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=箸の歴史=
日本で箸が使われたのは7世紀の初めで、箸を使わせたのは聖徳太子だといわれています。聖徳太子が小野妹子らの使節を中国(随)に送った際に、中国王朝の人たちが箸を使って食事をしていたことを知り、中国の使節を日本に招待する時のために、箸を使った食事の作法を朝廷の人に習わせたということです。ここから、日本で食事に箸を使う風習が始まりました。8世紀頃から箸食の文化は一般にも広がりましたが、その頃の箸の素材には竹が使われており、「箸」という字が「竹かんむり」でできているのもそのためです。


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