2005年07月16日(土)
お月見こばなし1 [COLUMN]
今年のお月見は9月18日です!
☆中秋の名月
「十五夜」とは旧暦の毎月15日のことを指します。
旧暦では月の満ち欠けの周期を基準として日数を数えるため、毎月15日は満月となるのです。
気候がよく、月見をするのに適していることから一般には「十五夜」とは旧暦の8月15日を指し、季節の草花や食物を月に供えて月見をします。
旧暦では7・8・9月が秋で、真中の8月を中秋といったので十五夜の月を中秋の名月ともいいます。
☆月見団子は多種多様
収穫の秋。作業が夜遅くまで続く時、明るく照らしてくれる満月に感謝の気持を表し、豊作に祈願する意味が込められているお供え物。お団子、さといもなどの丸いものや、すすき、秋の七草などを東に向けてお供えします。
お供え物のお団子は、習慣が定着し始めた江戸時代には、前日から各家庭で米を臼で挽いて粉にし、その年の月の数だけ供えることがめでたいこととされていました。
現在の暦なら1年は12ヶ月ですが、旧暦には12ヶ月の場合と13ヶ月の場合がありましたので、個数は状況に応じて変化していたようです。
ここで各地の月見団子をご紹介。
新潟県巷町
→白玉粉から作り、平たい形の団子を供える
長野県茅野市
→のた(つぶした枝豆)のおはぎを供える
名古屋市千種区
→月見団子は特別に無く、普通の団子を供える
大阪府岸和田市
→米粉と小麦粉から作った球形の団子を13個、里芋と一緒に煮て食べる
奈良県五條市
→団子は元々供えない
高知県南国市
→米や米粉から作った柏餅を三方に載せて供える
沖縄県平良市
→もち米や小豆から作ったフキャギというものを紡錘型から小判型にしてお盆に一山盛る
以上のように、地方によって月見団子は特色があるようです。
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