2004年11月19日(金)

    七草がゆ [COLUMN]

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おせちの後には…

お正月のご馳走や、お酒で疲れた胃を消化のいいおかゆで休ませ、ビタミン豊富な青菜で栄養バランスを整える食べ物といえば・・・。そう「七草粥」ですね。七草は一般的には「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)」になります(地方によって多少違いますが)。
 7日の朝に七草がゆを食べると、1年中病気にならず、寿命が延びると言い伝えられています。
消化によく、栄養バランスの整った七草粥を豪華なおせち料理の後に食べて胃を休ませる。
寿命が延びるというのは迷信だけではなさそうですね。

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2004年11月18日(木)

    おせちこばなし パート3 [COLUMN]

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おせちにこめられた思い

紅白かまぼこ
紅はめでたさと喜びを表わし、白は神聖を表わします。
昆布巻き
「喜ぶ」の言葉にかけて、昆布はお正月の鏡飾りにも用いられています。健康長寿が得られると言われています。
お多福
「阿多福」という字が当てられ、文字通り福を招く食べ物とされています。
黒豆
豆は、まめで健康を意味し、一年の「無病息災」を願います。
田作り
片口鰯の稚魚を素干ししたもので、稲を植える時に灰に混ぜて肥料にしていたことから、「稲の豊作を願う=豊年豊作祈願」とされます。
数の子
二親から多くの子が出るのを好き事とし、古くからおせちにつかわれました。
栗きんとん
「金団」は財宝をあらわすため、裕福の願いが込められています。
紅白なます
生の魚介などを用いて大根、にんじんと酢で作ったことから、「なます」の名がつけられました。紅白のめでたい色合いばかりではなく、大根にはビタミンCが豊富でカゼもひきにくくなる食べものでもあります。
えび
腰曲がりえびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってお正月飾りやおせちに用いられます。
たい
めでたいに通じる語呂合わせ。江戸時代にはじまった七福神信仰とも結びついています(恵比須様が抱えていますね)。

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2004年11月17日(水)

    おせちこおばなし パート2 [COLUMN]

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重箱のおせち

最近のおせちは3段〜4段が主流ですが、伝統的な重箱は5段。それぞれの段の重箱にも意味が込められています。
◆ 一の重・・・・・・祝肴や口取り(関東では黒豆、数の子、田作りを入れます。三つ肴とも言われます。)
◆ 二の重・・・・・・酢の物、前菜(栗きんとん、紅白蒲鉾、伊達巻き、錦卵、昆布巻き等)
◆ 三の重・・・・・・焼き物
◆ 四の重・・・・・・煮物
◆ 五の重・・・・・・控えの重←空です。 ※来年こそ空の重を埋められるようにと願いをこめられています。

このように様々な意味が込められたおせち。去年1年間の無事に感謝し、今年一年も頑張ろうという気持の表れなのですね。

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