2007年06月19日(火)
歌舞伎で現実逃避 [編集者の非日常]
6/16、博多座へ蜷川幸雄演出の現代歌舞伎「十二夜」を見に行ってきました。キャストは尾上菊五郎・菊之助親子。シェイクスピアの喜劇「十二夜」を歌舞伎にしたものです。
ストーリーは双子の兄妹が航海中、嵐で遭難してしまいます。菊之助扮する妹の琵琶姫は流れ着いた土地の君主・左大臣に男性として奉公します。琵琶姫は左大臣に密かに恋心を抱くのですが、左大臣は公家の織笛姫に思いを寄せています。ある日左大臣は琵琶姫を織笛姫のもとに使いとしてよこします。しかし織笛姫は男性の姿をした琵琶姫に一目惚れしてしまいます。互いの感情が交差する中、命拾いをしていた琵琶姫の双子の兄・主繕之助(菊之助2役)も現れて・・・とすこし複雑なお話です。
ところで私が座った席がなかなかいい席で(本当に奮発したもので)1Fの後ろの方ではありますが、真中の全体を見渡せる位置。花道も2mも離れていないぐらい。役者さんの表情もよく見えました。オペラグラスをもちろん持参して、着物がとても綺麗だったので、この機会とばかりに模様のすみずみまで見てしまいました。
私は中学生の時から菊之助のファン。(老けた中学生ですが)菊之助の女形の綺麗さに鼻血ブー&今回歌舞伎を初めて見て、三味線や鼓の音、着物の華やかさにわくわくする自分を感じて日本人だなぁと思ってしまいました。(by Y.S)
(余談)・・・菊之助の姉・寺島しのぶさんが話題のフランス人のだんな様と公演を見にこられてました。そのことに一番興奮した私は本当に田舎者です・・・
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