イベリコ豚 [D@EXコラム]
今や美味しい豚の代名詞となったイベリコ豚。口に含むと、そのとろけるような脂肪の甘みと、濃厚な赤身のコラボレーションで、お口の中いっぱいにジューシーな芳香が広がります。口に入れたとたん溶け出すハモンイベリコの脂の秘密は、融点(溶ける温度)の低さにあります。私たちの体温とほぼ同じ37度で、この融点の低さが、良質の脂である証です。オレイン酸が多く含まれることから、コレステロールの心配がなく、ガンや動脈硬化の予防効果もあります。
さて、イベリコ豚とは、イベリア半島原産種の黒豚で、「どんぐり」などの木の実を食べて育ちます。長い間、スペインの豚肉は禁輸でしたが、ここ1〜2年、ようやく色々な形での輸入が本格化してきました。世界的人気の高まりから、質の良いイベリコ豚は現地でも品薄気味とのことです。試しにしゃぶしゃぶでいただいてみました。あっつあつのとろける脂身と赤みのバランスがおいしさの秘訣。ほのかにどんぐりの香(?)がするような気がするのは私だけでしょうか。オレイン酸がたっぷり入っているため、脂身もさらっとしてヘルシー。白菜や水菜など野菜との相性もよく、あっさり味のワインと合います。しゃぶしゃぶ後の出汁は、捨てるにはもったいなかったので、雑炊にしてみたら、おいしくいただけました。一粒で二度美味しいイベリコ豚です。 最高峰を極めたハモンイベリコ【5J】手切りスライス極上品
Posted at 13時27分
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