2009.9.13 雲仙観光ホテル【1】 クラシックホテルでノスタルジックな気分に [編集長コラム]
クラシック・ホテル、なんとも重厚な響きがする高級なホテル。一度は泊まりたいと思っていましたが最近訪問しました。20代から30代にかけてはアジアの高級リゾートを満喫し、40代になってからはクラシックホテルへの興味も。今までクラシックホテルでティータイムなどをしたことはありますが、宿泊は今回が初めて。
選んだのは熊本からも近く、九州でも冠たるクラシック・ホテルとして有名な雲仙観光ホテル。名前から感じるとフツーの観光ホテルみたいですが、創業は1935年(昭和10年)10月10日。今年で創業75周年。外国人向けの避暑地として栄えた雲仙の地に、外国人向けリゾートホテルとして誕生しました。当時は長崎からまた上海−長崎航路を利用して多くの外国人がこの地を訪れました。
クラシックホテルとは、WIKIPEDIAによると「日本において主として明治時代〜第二次世界大戦前に創業したホテル、もしくは戦前に建設されたホテル建築を指して用いられる言葉。」とのこと。
古い建造物を維持していくのは大変で今も残ってかつ営業しているホテルは数少ないです。いくつも有名なホテルがあるので、いつかまた泊まってみたいですね。
外国人を対象としたホテルが多く、建築の美しさがあります。柱1本、ドアノブ、階段の手すりひとつにいたるまで歴史を感じ、当時をしのばせる重みがあります。
熊本にはクラシックホテルと呼べるものがありませんが、阿蘇観光ホテル(1939年開業、2000年廃業)が残っていれば、今ではクラシックホテルと呼ばれていたかも。残念です。
雲仙観光ホテルはスイスシャーレー風の洒落た外観の地階1F、地上3階建ての建物。もちろんエレベーターはありません。大阪の堂ビルホテルの同系列のホテルです。
雲仙観光ホテルの歴史は楽天のこのページに詳しくのっています。
雲仙観光ホテル。道路からエントランスへ向けて車をゆっくりと走らせるところからドラマが始まります。というより小説の主人公にでもなった気分に。
片岡義男の小説風なら、さしずめエントランスにスタイルの良い若い女性の乗ったBMWやSAABのオープンカーが横付けするところだろうか。
エントランスからロビーまでの写真を連続してその気分を思い出したいと思います。
2005年にBSでホテルノスタルジアという番組がありました。3回目に雲仙観光ホテルが紹介されました。あの番組は良かったです。
ホテル・ノスタルジア、それはチェックインからはじまる「時間紀行」
2009.9.15 雲仙観光ホテル【2】 クラシックホテルでノスタルジックな気分に
Posted at 00時16分
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