【通潤酒造】 熊本県山都町 石橋・通潤橋のある町 [編集長コラム]
熊本市内から車で約1時間と少し。合併以前は「矢部町」だった、「山都(やまと)町」に通潤酒造さんの蔵を見に行ってきました。通潤酒造は、清らかな湧水と良質な米に恵まれたこの地に、明和七年 (1770年)創業。以来230年間 「備前屋」の屋号で地元に愛され親しまれ、かたくなに「切れ味のよい濃醇辛口の地酒」をつくり続けてきました。(通潤酒造ホームページ)
浜町と呼ばれた矢部町の商店街の裏手の方に通潤酒造はあります。(通潤酒蔵)通潤酒造のNO.1ブランドは「通潤」大吟醸酒は「山田錦」を40%磨きあげたもので作られています。
ちょっとしたお土産に最適なのが、地酒ゼリーの「通潤」。(210円/個)日本酒通潤を使用してあります。アルコール分は2%未満。熊本県菊陽町の(有)酵生堂さんの製造によるものです。つるんとしたほのかな芳醇な香りは上品な味わいです。
通潤酒造さんのオンラインストアでも購入できます。
蔵の中ではショップがあり、お酒も購入できます。ここで「濱田醤油のたまごかけご飯にかける醤油」も販売してありました。
矢部といえば、「通潤橋」です。通潤橋は石橋で国の重要文化財。私は小学生の時に通潤橋のことを学び、社会見学で来ました。布田保之助の偉業に関心したのを覚えています。通潤橋について。
簡単にいうと、灌漑用の水路で石橋の中の管を通って水が白糸台地の方へ流れていくというものです。こんなに計算されたものが作られたとは、すごいです。最近はなかなか放水されているのを見ることはなく、定期放流と観光放流だけです。私が丁度行った時には修学旅行生がいて、放水の最後のちょろちょろの部分を見ることができました。(もう少し早く来ればよかった・・)橋は歩いて渡ることができます。横に手すりがないと結構怖いものですね。
通潤橋を紹介したら、隣の美里町(みさとまち)(旧砥用町)にある霊台橋を紹介しないわけにはいきません。この霊台橋も国の重要文化財。通潤橋とは違い渡るのが目的の石橋ですが、川にかかった石橋ではかなり大きく綺麗な形をしています。国道の橋のすぐそばにかかっています。
霊台橋は1847(弘化4)年に建造されました。緑川本流の難所としても知られる船津峡に、人力のみで建造されわずか7ヶ月で完成したと伝えられています。150年もこの姿があるとは、補修があったとはいえ石橋はすごいなぁ。
(霊台橋の写真など)
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