崎陽軒のシウマイ [D@EXコラム]
北海道の天然帆立貝柱とその戻しスープをふんだんに使い、新鮮な豚肉と玉ねぎの甘味が調和して、くせになる旨さである「崎陽軒」のシウマイ。横浜の顔として、1920年代から君臨しています。今では「全国駅弁市」などの催しで、熊本でも手に入るようになり、我が家には、欠かすことなく常備されています。真空パックですので、賞味期限が半年間あり、安くて旨いからです。独特の香りに最初は「うっ」ときますが、今では「臭(くさ)ウマ」でやめられません。醤油入れの「ひょうちゃん」は、この崎陽軒のシウマイに欠かせないシンボルです。
1920年当時の野並茂吉社長は「崎陽軒の名物を考え出さねば」という思いに駆られ、そのヒントを求めて横浜の南京街(現在の中華街)を食べ歩きました。そして、ほとんどの店で“つきだし”にシウマイが出されていることに気づいたのです。「味は日本人の好みに合っているし、南京街のどこでも食すことができる――これは横浜の名物になる!」と直感した野並社長は、さっそく“横浜風シウマイ”の開発に取りかかり生まれたのが、このシウマイ。1950年代には「シウマイ娘」なる駅弁売りも出てきたらしく、横浜駅ホームに赤い服を着てたすきをかけ、手籠にシウマイを入れ「シウマイはいかがですか」と列車の車窓を売り歩き人気だったといいます。横浜にシウマイ娘ありと評判を呼び「同じシウマイを買うなら、シウマイ娘から」と言われるほどになったそうです。
「シウマイ弁当」の根付など、駅弁グッズも売り上げ好調だそうです。下記をクリック!
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