ブールミッシュの「とろけるシブースト」 [D@EXコラム]
「ブールミッシュ」は、1973年3月3日渋谷公園通りに店舗を構えた、日本の本格的フランス菓子の草分け的存在として知られています。店主 吉田菊次郎氏がフランス・パリで研鑚した伝統的なフランス菓子を基本に「サプライズのある大人のためのスイーツ」を目指し、新しい創作菓子に挑戦しています。
ちなみに「ブールミッシュ」の名前の由来はソルボンヌ大学のある、若者達の集う大通り「ブールバール・サンミッシェル」を縮めた呼び名だそうです。
「ブールミッシュ」のお菓子の中でも特に代表的な生菓子が「シブースト」。シブーストとは1840年代に活躍したパティシエの名前だとか。吉田菊次郎が在仏修行中、150年ぶりに発掘再現した宮廷菓子のひとつだそうです。私は羽田空港で買いましたが「おみやげのお菓子」というレベルを超えた本格的スイーツです。「羽田のおみやげで何が欲しい?」と聞かれると、私は迷わずこれをお勧めします。
卵、生クリーム、砂糖と混ぜ合わせてソテーしたりんごのベースの上にふわふわのやわらかいクリームがのっています。これに別添えのカラメルソースをかけて食べます。「とろける」という言葉がぴったりのおいしさです。
ちなみに、店主である吉田菊次郎氏はテレビなどでも有名ですが、2005年10月27日に赤坂御苑で行われた恒例・秋の天皇皇后両陛下の園遊会に、宮内庁より招待されたそうです。
Posted at 00時05分
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