【源氏巻 津和野町】 餡を巻いたカステラ生地 [全国特産物情報]
山陰の小京都と呼ばれる、島根県津和野町。SLやまぐち号が走っていたりしているので、山口県にある町だと思われている方もいるのではないでしょうか。またこの地方では萩・津和野が観光のハイライトでもあるためそう思われる方もいると思います。
津和野といえば、中学校の時に熊本から修学旅行に行ったことを思い出します。小京都と呼ばれるだけあって昔ながらの街並みが残っており、散策するにはぴったりです。また盆地に位置していますので冬は結構冷え込む地域にあります。
会社の人から、「津和野へ行ってきました」と「源氏巻」をいただきました。なつかしいなぁ、津和野の特産品といえば和紙と源氏巻きが特に有名です。源氏巻きは津和野の町でも10軒以上が製造しています。私がいただいたのは(株)沙羅の木さんのものでした。
頃は元禄、赤穂の浅野内匠守の刃傷が起きる前です。当時の津和野藩主、亀井滋親公が勅使接待役を命じられ、吉良上野介に典儀故例の指導を受けていましたが、浅野同様、数々の辱めをうけて大いに憤り、吉良を斬って自らも自害する決意をしました。それを知った国家多胡外記が、御家の一大事と早速吉良家に進物を贈りつけたところ、吉良の態度は一変、殿様は無事大役を果たすことができました。その時の進物、「小判を包んだ形のお菓子」が源氏巻の原型になったということです。津和野を救った縁起の良いお菓子として広く親しまれています。
とパッケージに書いてありました。
味はこしあんをやさしく、カステラ地の生地で包んであり、おいしいです。1本は結構なボリュームがありますので、写真のように切って食べることをお勧めします。
津和野は城下町ゆえ茶道も盛んで、そのお茶菓子としても多くの人々に愛され続けています。昔ながらの伝統を受け継ぐもの、餡にアレンジを加えたもの、店先でひとつづつ手焼きにしているお店など、さまざまな特徴を持つ源氏巻専門店があります。
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