「瓦(かわら)そば」 [D@EXコラム]
瓦そばという食べ物を知っていますか。山口県は下関の奥座敷 昔ながらの温泉風情が漂う、川棚温泉のたかせさんが元祖として有名です。福岡市のリバレインや大阪なんばパークスにもたかせの店舗がありますので、川棚温泉まで行かなくても食べることができます。瓦そばと熊本にも関係がありました。
明治十年、西南の役において熊本城を囲む薩軍の兵士たちは、五十日余の長い野戦の合間に瓦を用いて野草、肉などを焼いて食べたという話にヒントを得て、たかせの創立者、高瀬慎一さんが数十年を経過した日本瓦(屋根に使用するかわら)を用い、独自の製法にて開発いたしたそうです。風味豊かな茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンなどを置き、つゆを添えて「瓦そば」と名付けました。(たかせさんでは1人前1,050円)
今ではたかせさん以外でも「瓦そば」を供しているお店はあります。古い素焼きの瓦は余分な油を適度に吸い、保温性にもすぐれています。瓦は相当に熱くなっており、その熱さでそばがおこげ風になっている部分が個人的には美味しいと思います。
また茶そばと錦糸卵と牛肉が絡んだ部分も絶妙です。これは茶そばをゆでて、自宅のホットプレートでサラダ油で焼いてできるのではないかな、と思いました。ただ瓦の表面温度とは絶対的に低いと思いますが。<T・T>
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カルピスバター<幻のバター> [D@EXコラム]
カルピス<特選バター>の歴史は古く、昭和38年(1963年)に業務用として最初に発売されました。発売当初より一流フランス料理店のシェフから絶賛を受け、知る人ぞ知る“幻のバター”言われ、秘伝の味としてこのカルピスバターのことを一切口外しませんでした。また、限られた量しか生産されず、そのほとんどが一流レストラン・ホテル・菓子店に業務用として販売させました。そのため、一般用としては、入手が困難で、その希少価値からも“幻のバター”といわれつづけてきました。
「カルピス」をつくる工程で牛乳から乳脂肪を分離するときにできる脂肪分(クリーム分)から生まれます。「カルピス」の製造で培った高い技術と厳しい品質管理のもと、品質の良い牛乳から得られた良質な乳脂肪からつくられ、そのおいしさ・伸び・つや・色など全てで高品質のバターです。
この“幻のバター”<特撰バター>は、トップシェフの師弟関係を通して“分家”した店でも使っていくなど業務用の販路が広がっていきました。
通常のバターの約2倍という値段にもかかわらず、おいしさや、安全で安心な高品質であることが、グルメのお客様の口コミで広がり、ファンが着実に増加し、ロングセラーとなっています。
今では、有名百貨店等購入が出来るなど、また贈答用として、<特撰バター>を中心としたギフトセットも用意されています。
カルピスバター無塩はこちらで購入できます。
幻のおいしさ<特撰バター>
カルピス株式会社
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『モンタン』人生を愉しむ九州の大人たちへ! [D@EXコラム]
九州を中心に人材ビジネスを展開する、アソウ・ヒューマニーセンターグループが出版する月刊誌『モンタン』。雑誌名はフランス語で「自分の時間」という意味であり、大人の知的好奇心を刺激するライフスタイル誌として、九州地区の各書店を中心に販売されています。九州にはまだまだ知られていない食の逸品や、旅の見所、こだわりの暮らしの情報が溢れています。『モンタン』は、そんな九州の本物の情報だけを集めた「生活誌」として、生産者の顔やその土地に住んでいる人の声を届けています。誌面の情報だけでなく、取材先を巡る「食」や「旅」のイベントも開催されており、双方向型のコミュニケーション誌としての性格も持っています。
3月号の主な内容は
■あなたを旅に誘う10のキーワード「九州春旅十選」
■ 大人のためのテーマ旅行「タイの古都・アユタヤへ」
■ モンタン緊急企画 「私たちにできること・スマトラ沖地震復興支援」
■詩のある風景「月光幽か」
■Feel-Good 今月のちょっと気になる「マノロブラニクの靴、lassic etc.」
■古色とはずがたり「お雛さん」
■今月の晩酌「鷹来屋純米吟醸と黒まめ豆富」
■九州の生産者「宮園製糖の純黒糖」
「モンタン」は毎月25日、九州内の主要書店で定価500円(税込)で 発売していますが、毎号確実に入手するには定期購読が便利です。若い世代の方でなかなか親孝行ができない方がご両親に定期的にプレゼントするなども定期購読がお勧めです。
●年間購読料 年間12号分 6,000円
定期購読ご希望の方は下記「WEBモンタン」より申し込めます。
WEBモンタン
モンタンについてのお問い合わせは
?螢劵紂璽泪鵐┘淵検叱Φ羹?モンタン編集部
福岡市中央区天神2-8-41 福岡朝日会館12階
E-mail : mont-p01@montemps.co.jp
TEL : 092-737-3300 FAX : 092-737-3301
モンタン誌は発行終了いたしました。
Posted at 06時41分 パーマリンク
DINING EXPRESS VOL.5 [DINING EXPRESS誌より]
ダイニング・エクスプレスも1周年となり、第5号を本日発行致しました。製作にあたり多大なる協力をして頂きました各位にこの場をお借りしお礼申し上げます。
表紙デザインも新たに、また内容も少しづつ変えながらお客様にご満足頂くように、編集スタッフ一同努力致しております。
第5号は、海老特集やお寿司、SWEETS関連など、春らしい色彩を取り入れ、見た目にも美味しそうなものを多く掲載しております。
(A4版フルカラー、68ページ)
■ダイニング・エクスプレスは(株)ハウディのお客様へ無料配布しております情報カタログ誌ですので販売及び一般の方への配布は致しておりません。
Posted at 05時17分 パーマリンク
伝統うどん 「伊勢うどん」 [D@EXコラム]
うどんが有名な所というと、讃岐、五島、秋田(稲庭)・・・と出てきます。九州もそばよりうどんが好きな人が多いような気がします。今日は以前、三重県の伊勢市へ行った際に出会ったうどん、「伊勢うどん」を紹介したいと思います。実は伊勢市に行くまで、このうどんの存在すら知らなかったのが事実ですし、伊勢神宮があり昔から「伊勢詣で」されていた場所でこのような伝統的なものが継承されていることにちょっとした感動を覚えました。
スーパーで売っているうどんも「伊勢うどん」の玉。九州ではちょっとコシがやわいうどんが普通のうどんであり、コシが強い讃岐とは対照的にあるこのうどんに興味を覚えました。
伊勢うどんは真っ白でコシがなく、いわばふにゃふにゃな団子のような感触。しかも麺の太さは讃岐うどんの2倍ほど、並々のダシ汁に入っている普通のうどんと違い、醤油をかけて食べ、具もネギ、かまぼこくらいしか入っていません。でもうどん本来の味を確かめる感じがしますしトッピングもあまり似合うと思いません。
伊勢うどんの歴史は、江戸時代より前に伊勢の農民が、うどんに地味噌から出来た「たまり」を少しかけて食べていたのが始まりでその後、いりこや鰹節、昆布でとっただし汁を加え食べやすくしたものを、約360年前に浦田町橋本屋七代目、小倉小兵さんがうどん屋として開業して出されたとのことです。江戸時代には庶民の間でも伊勢詣でが流行し、その旅人たちが伊勢うどんを口にしたことでしょう。
日本最大のエンターテインメント施設ディズニーランド2つを合わせて年間入場者が2500万人ほどで、4人に1人が訪れたことになりますが、交通が発達していなかった江戸時代にたった数ヶ月で500万人(文政)ほど伊勢詣でをしたといわれるそうですから、当時の人口3000万人から考えれば、驚きの一言です。
この伊勢うどんいろいろなホームページなどで名店が紹介されているみたいです。三河、伊勢地方で引き継がれてきた、たまり醤油の文化と密接に結びついた伊勢うどん。全国でも珍しいうどん。濃い醤油にからめ、伊勢うどん、もう一度食べたいです。
Posted at 05時14分 パーマリンク
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