『歌う やかん』ホイッスルケトル [D@EXコラム]
お湯がわくと「ミ」と「シ」の音が心地よいハーモニーを奏で始めるので、『歌うやかん』という別名が付いているユニークなやかん。真ちゅうの笛の部分はドイツのシュヴァルツヴァルト地方の楽器職人が特別生産しているもので、楽器のチューニングに使われる精巧なものです。世界で初めてやかんをデザインしたのは、イタリアで活躍するドイツ人デザイナーのリチャード・サパー。ライン川を行き交う遊覧船の汽笛からインスピレーションを得たと言われています。外底が熱を拡散する仕様はIHにも対応。空焚き防止にもおすすめです。
Richard Sapper
リチャード・サパー(1932〜 )
ドイツ、ミュンヘン生まれ。工業デザインの学校ではなく、哲学や工学、グラフィックや解剖学を学んだ後、1955年にダイムラー・ベンツ社でメルセデス・ベンツの車体スタイリストとなりました。1958年にイタリアに移住し、ミラノで建築デザインからキャリアをスタート。イタリアデザインの官能的ともいえるクオリティを、ドイツの精巧さにより表現する達人として、技術的には複雑なデザインを大量生産することに挑戦し続けています。アレッシィ社のケトルやナイフ&フォーク、アルテミデ社のデスクライトTIZIO、IBMのノートパソコンThink Padなどは特に有名。メルセデス・ベンツ社、フィアット社、ピレーリ社の車や、カステリ社やノール社の家具も手がけています。1960年代にマルコ・ザヌーソと共同でデザインしたブリオンベガ社のラジオとテレビが近年復刻されて、話題になっています。
*18クロームステンレス・18/8ステンレス・スチール/銅/ポリアミド樹脂
*IH対応
* アレッシィ社(イタリア)
*イタリア製
サイズcm:高さ19×直径16.5、容量2L
重さ:1175g
Posted at 07時41分
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