【おび天】 宮崎・飫肥(おび)城下町の名物 [全国特産物情報]
【飫肥(おび)】 飫肥の場所はここをクリック
宮崎県南部、宮崎市内から車で1時間少し、九州自動車道田野ICから約45分、日南市飫肥。「九州(宮崎)の小京都」と呼ばれ、石垣や蔵、武家屋敷、商人通り、武家屋敷通りなどが残る街として有名です。飫肥城下町の歴史は、天正15年(1587)に飫肥藩初代伊東祐兵が豊臣秀吉から飫肥を領地として与えられてから、本格的に建設が進んだと考えられ現代においても、江戸時代始めの絵図に描かれた街路がそのまま使用されています。散策するには小さな町なので徒歩・自転車でぴったりです。
今回、初冬の飫肥を訪れました。
飫肥のガイド
また昨年9月から半年間放映されたNHKの連続テレビ小説「わかば」の舞台地になったことで飫肥の知名度は全国区になりました。
わかば宮崎ロケ地情報
飫肥駅でレンタサイクル(3時間300円)を借りて2〜3時間もあればゆっくりと飫肥の街を散策できます。知らない町で自転車に乗るというのも新鮮な行動です。飫肥は小村寿太郎(ポーツマス条約調印時の外務大臣)の生家もあり、今年がちょうど調印100周年であることから記念館などで遺品展示展などが行われていました。
飫肥城(天守閣はありません)の旧本丸にはこの地方の産物でもある飫肥杉が植えられておりその威容に驚きます。ここは連続テレビ小説「わかば」の主人公が落ち込んだときにここに来ていた場所で(看板に書いてあった)、確かにこの杉を見ていると人間は小さいなぁと感じます。(主人公の気持ちがわかるような気がした)
飫肥杉はかなり立派な杉で藩政時代から船の建築で昭和まで使われていたほどです。田野ICから飫肥へ行く途中には多くの飫肥杉が植えられており、展望台からの眺めはすごいです。(花粉症の方は時期に気をつけてください)
【おび天】
飫肥藩時代から伝わる数百年の歴史に磨き抜かれた独特の揚げ物の天ぷらです。私は食べるまでは「普通のすりみを使った天ぷらだろう」と思っていました。食べてみると思いのほか「ふわふわ」でおいしい。このふわふわ感はなんだろうと思いきや、魚のすり身に豆腐(国産大豆100%)と黒砂糖、味噌をつき合わせ、油で揚げた天ぷらとのこと。豆腐のふわふわ感がざらざらした食感になりやすいすり身にアクセントを添えています。確かに独特の天ぷらです。
元祖おび天本舗ホームページ
飫肥城大手門のすぐ手前に蔵があります。ここもおび天本舗さんのお店です。飫肥城前通りにある「郷土料理 おび天蔵」は、江戸時代に飫肥藩の藩役所の置かれた場所です。おび天定食も有名です。
おび天蔵ではあげたての「おび天」を味わえます。色々な味のおび天がありどれも美味しいです。持ち帰り用に冷蔵しているものも販売されています。他にも地元の焼酎なども販売してあります。飫肥の観光客の人にかなり人気のあるスポットです。
Posted at 23時00分
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コメント
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飫肥も散策されたみたいですね。確かにゆっくりした時間が過ごせます。驚いたのが城の旧本丸に小学校があること。見たらあまり派手な装飾や看板や案内もないんですね、景色と一体化させるためでしょう。私も川のそばの焼酎の展示場行きました。
この春訪れた飫肥はあまり大きな街ではありませんでしたが、非常に感じがよくてとてもゆったりとした時間がすごせるよいところでした。おび天は黒砂糖の甘さが強烈でなかなか苦戦しました。あと卵焼きが食べられなかったのはとても残念でしたが、次の楽しみです。
飫肥の街中に小さな焼酎の展示場のようなところがあって、即売もされてました。そこで買った「日南娘」という芋焼酎はなかなかの味でしたよ。