甘露醤油

　山口県柳井市、白壁が美しい江戸時代に瀬戸内交易で栄えた町です。白壁の商家が集まっている地区に、佐川醤油の白蔵もあります。1780年代に製造がはじまったといわれるまろやかな風味をもつ、醤油作り。時の藩主・吉川公が卓越した風味に「甘露・甘露」の嘆声を言われたほどです。

　甘露醤油は最仕込醤油ともいわれ、瀬戸内・九州地方で作られたりしています。一度できあがった生醤油に再び麹を仕込み熟成させたものです。時間をじっくりかけ杉の桶で熟成された醤油は香り、味ともにすぐれた醤油ができあがります。さしみ醤油つけ醤油としてお使いいただけます。

　甘露醤油を使ったソフトクリーム（甘露ソフトクリーム　250円）もすぐ近くの「茜工房」さんでいただけます。

醤油蔵

　杉の三十石桶がある、白壁蔵です。佐川醤油さんの甘露醤油は地元の消費と一部インターネットでの販売を行われており、手造りの極み・通常の倍の材料と時間をかけて仕上げた贅沢な醤油として多くの消費者の方に愛されております。

蔵内部

□佐川醤油店
742-0021
山口県柳井市大字柳井
3708-1
0820-22-1830

柳井名産甘露醤油を使いました甘露しょうゆ饅頭 6個入

　このまんじゅうの皮には独特の甘露しょうゆの風味が、中には果子乃季特製の自家炊きあんが入っています。 じっくりと弱い蒸気で蒸しあげた柔らかい食感のまんじゅうです。

こってりラーメン

　ラーメンフリークの方はご存知だと思いますが、【天下一品】（てんかいっぴん）があります。京都発祥であり、他と違うスープを特徴とするこのラーメンは多くの中毒者を生み出しています。（超弩級ラーメン天下一品参照）私も中毒者の一人かもしれません。私がこのラーメンを始めて食べたのは約20年前にさかのぼります。熊本ラーメンがスタンダードだと思っていた私にも衝撃的でした。東京には当時、江古田店・池尻店の２店舗しかなく、よく通っていたものでした。ラーメン・ご飯・餃子がセットになったものを「ぎょーてい」と言って注文する人も多かったです。当時の東京では環７沿いの「土佐っ子」「なんでんかんでん」三田の「ラーメン次郎」など行列のできるラーメン店が流行しだしてきた時期と重なります。
　
　この天下一品も現在では東京だけで３０店舗近くを数えるまでに成長しています。九州では福岡・博多に一店舗のみあります。福岡へ行く機会があるときはよく食します。辛みそをからめて食べる濃厚味スープは野菜を煮込んでいるといっているだけあって（油は豊富ですが）下手な博多ラーメンより翌日胃にもたれません。ラーメンだけよりご飯と一緒に食べたほうがもたれません。店舗には「あっさり」と「こってり」がありますが、天下一品ではこってりを注文する人が９割以上です。（推測）
　福岡に店舗が出来る前（約２年弱前だと思う）は通信販売で購入してまで食べていました。通販でセットのチャーシューも美味しかったです。

天下一品　博多駅前店
福岡市博多区博多駅前3-4-17
092-481-1235
AM11:00〜AM0:00

めかりPAより

　九州自動車道上りで最北のパーキングエリア「めかりPA」福岡県北九州市にあります。下りのPAは「壇ノ浦PA」で山口県下関市にあります。関門海峡が望めますので、多くの人が休憩をするスポットでもあります。

ふくふく牛ステーキ御膳　1580円

　めかりPAにあるレストランROYALのショーケースで美味しそうなものが沢山ありました。「ふくふく牛のステーキ御膳」。ふぐのことを「ふく」というのですが、ふくふく牛とは福岡県の生産者20軒の農場で生産される地元の牛肉です。福が来そうないいネーミングの牛ですね。
（ふくふく牛）

ふくの骨せんべい　525円

　ふぐ＝ふく（福）ふくの骨せんべいです。骨系としては「うなぎの骨」が鰻屋などで販売されており、一時期浜名湖の鰻の骨せんべいをケース買いして毎日ぼりぼり食べていたところ、鼻血が出たのでやめたことがありました。そして数年後、見つけたのが「ふくの骨せんべい」。
　
　下関のふぐ専門店「日高商店」製だから間違いなし、のお墨付きです。商品自体にはジッパーが付いていますので、保存は大丈夫です。開けるとちょっと「生臭い」臭いが。魚なので仕方ありません。味は軽い塩味でサクサクします。ちょっと私には合わないような。

　

骨フライです

　「ふくの骨せんべい」が有名になったのは、http://www.food-prejudice-king.com/20041209/のとんねるずの食わず嫌い王決定戦でロンドンブーツの淳がお土産に持ってきてからです。（山口の出身らしいです。もう少し良いものでもいいと思いますが・・）

　土産屋で見つけたら１回くらい買ってみては。
　

ふくの骨せんべいはこちらで購入できます。

　最近、冬場は豚しゃぶを食べる機会が増えてきました。野菜も摂取できた上に、豚肉は疲労回復などにも良いからです。最近注目しているのが「蔵尾ポーク」まだ食べたことはないのですが、お取り寄せできるみたいなのでトライしてみようと思っています。
　私はドイツのお菓子といえば、


バウムクーヘンが好きなのですが、「蔵尾ポーク」さんの豚たちは、なんと！菓子メーカー「たねや」さんの「バウムクーヘン」を食べて育っているのです。「たねや」さんで作られている工程の中で円形が崩れてみたり少し焦げてみたり色々なトラブルが発生したものや、切った両端など、売り物としてはダメなものをゴミにするのではなく餌の一部として利用しているのです。
（蔵尾ポークの美味しい秘密より）←子豚の写真が可愛いです。

　こだわりのブランド豚なわけですが、極上の霜降り・脂の旨みとあります。しゃぶしゃぶはもちろん焼肉などにもぴったりですね。極上豚肉なら牛肉と比べてリーズナブルだし、今年の冬は「蔵尾ポーク」でしゃぶしゃぶを楽しみたい・・

バームクーヘン豚の蔵尾ポーク

くろがね堅パン

　北九州名物で「くろがね堅パン」をご存知でしょうか。私は小さい頃ミルクにこれを浸して食べた記憶はあるのですが（なんでもミルクに浸して食べたりしますものね）、今食べても「激堅」。子供や老人が食べたら歯を折りますよ。
「くろがね堅パン」「くろがね羊かん」は大正時代末期、官営八幡製鐵所従業員のカロリー補給食として開発され、八幡製鐵所で作られたのが、そもそもの起こりです。大正末期ですから既に80年以上の歴史を持つ、「銘菓」ということになります。銘菓というより栄養食だったんですね。
　いや、堅い堅い。見た目は普通のクッキーの巨大版なんですが、柔らかいものを食べなれた世代の人にとってみればこれは「岩」ですよ。最近は「アゴ」が弱い若い人が多いですが小さい頃このようなもので、「アゴ」を鍛えていればアゴの発育もできるのでしょう。
　現在「堅パン」を製造しているのは（株）スピナさん。新日本製鉄（株）の子会社です。

　鉄のように堅く、噛めば噛むほど味があります。
　甘味をおさえてヘルシーです。
　・ お子様のアゴの発育、歯ガタメに
　・ 災害に備えての非常食、保存食に
　・ 登山、ハイキング等行楽のお供に

非常食としても利用されて、阪神・淡路大震災の時には非常物資として搬送されたこともあります。老人たちに受け入れられたかどうかはわかりませんが。

　「くろがね堅パン」の姉妹品として「イチゴ味」、「ホウレン草味」が8月より仲間入りしましたとのこと。イチゴ味に興味があります。もともも堅パン自体にも練乳が入っていますので、練乳イチゴの味がするのでしょうか？

鉄のように堅い名物お菓子があった ブログ。この方の取材によると堅パンは眠気覚ましにも良いとか。仕事中の合間に堅パンというのも良いでしょう。

くろがね羊羹

　至って普通っぽい「くろがね羊羹」鉄のように堅い羊羹ではありません。

くろがね堅パン イチゴ味 5枚入

くろがね堅パン 5枚入

くろがね堅パン ココア味 5枚入

博多巻き　200円

　先日福岡市内のとある祭りで、お腹がすいたので縁日とかでよくある店で「博多巻き」なるものを買ってみました。なにか特徴があるのかと思って、200円チーズ入り（玉子入りもあった）でいわゆる「箸にお好み焼きを巻きつけてあるだけ」なんです。
　博多巻きって一体何なんでしょう。適当にのれんにつけた名前？ネットで調べても何も出てきません。あるのは寿司の変形バージョンみたいなものだけでした。
　縁日ネタというと「アメリカン・ドック」と「フレンチ・ドック」の違い。ソーセージにホットケーキミックスで揚げたもので、ケチャップとマスタードをかけて食べるものという勝手な定義だったのですが、両方の違いがいまいち分かりませんでした。諸説あるみたいですが、フレンチドックがくると北海道を抜きには語れないみたいです。どっちでもいいんですけど、「アメリカンフレンチドック」下さいといっても通じそうなところが面白いです。
魚肉ソーセージとウィンナーという説もあるらしい

以前、アメリカンドック製造のメーカーさんにフレンチドックとどう違うのかと聞いたことがあります。正確な答えは返ってきませんでした。
　

ブラックサンダー　まとめ買い

　最近噂に聞いた「ブラックサンダー」というのを購入してみました。九州のコンビニで「九州で大人気」とキャッチコピーを付けて売ってある、というのです。確かに私は数箇所のコンビニで購入しました。ブラックサンダーは略称「ブラサン」といい子供、若い人に親しまれています。ブラックサングラスの略ではありません。
　
　製造は「有楽製菓」さん、なのですがこの「ブラックサンダー」をあなどってはいけません。なんと「黒い雷神」の和名まで付いてます。受けるキャッチコピーが「若い女性に大ヒット中！」と。また「おいしさイナズマ級！」としつこいくらいの濃いキャッチコピーが続きます。
　
　会社の女性にブラサンのことを知っているか？と聞いたところ、５人のうち１人知っていました。（20%の知名度はすごい！しかもブラサンは好きとのこと）
　若い女性に人気があるのが本当かどうか、コンビニのレジのお兄さんに聞いた所、「これが出た当初は若い女性はよく買っていかれましたよ」と冷静な答え。聞いたほうが恥ずかしくなりました。（笑）
　

ブラックサンダー　断面

　ブラックサンダーは１個で105Kcalもある栄養食です。でも１個だけ買うとまた食べたくなるので、まとめ買いをオススメします。
　味はどうでしょう。ココアクッキークランチなのですが、オレオクッキーなど足元にも及ばない「旨杉」「激馬」です。先ずは買って食べてみましょう。ブラサンは２ちゃんねるでも取り上げられ、かなりのファンがいます。
色々な方がブログでも取り上げています。
□ブラックサンダー情報収集
□みつばち日和
□ブラサン祭り　その他多数

ブラモン（ブラックモンブラン）といい、九州ではブラックｘｘというのが流行するのでしょうか。
コンビニの駄菓子コーナーではブラサンの５箱並べなども目撃しました。かなりブラサンが売れているようです。

これも「ブラックサンダー」だ。

　文具メーカーは100円ショップの台頭やアスクルなどの通信販売により苦戦を強いられています。しかしながら文具ニーズがなくなったわけではなく、日本人の文具に対する考え方も「よりいいものを長く」といった欧州嗜好に一部の人たちがなってきたこともふまえ、文具メーカー老舗７社が新規ブランドを共同で立ち上げました。
　「Craft Design Technology（クラフト・デザイン・テクノロジー」ブランドを立ち上げたのは、アパレルに通じ・百貨店などの商業施設プランニングをやってきたアザミ氏。
　これからのブランドであることは間違いないが、日本のデザイン文化に一石を投じる、日本生まれの文具ブランドとなってほしいと思う。

牛肉番長　650円

　出張の際時間がなかったので、コンビニでサンドイッチでも買って食事をしようと思いました。冷蔵ケース棚で目に飛び込んできたのが、有名駅弁メーカー監修商品　第２弾　11月22日(火)〜12月5日(月)２週間限定の商品でした。（ファミマプレスリリース）２つありますが、「牛肉番長」に目が釘付けになりました。秘伝のタレで煮込んだすき焼き風牛肉スライスと生姜風味の甘辛の牛そぼろをのせました。650円（税込）味自慢牛肉弁当、お肉に自信あり。

　私たちも仕事柄弁当販売業者へ材料を納入するのですが、弁当のキャッチコピーまでじっくり読んだのは久しぶりです。弁当はほとんど全てが見えるようになっています。駅弁などは包装されていますが、見本はあったりします。この「牛肉番長」、弁当の3割弱の大きさの小窓から覗く、牛肉とそぼろ。期待させるじゃないですか。想像力をかきたてます。吉野家が牛丼を中止して牛丼系に疎遠になっているせいかもしれません。サンドイッチを買うことをすっかり忘れて「牛肉番長」をレジへ運んでいました。

期待を裏切らない内容の弁当

この牛肉番長、創業明治32年山形県米沢「松川弁当店」の監修で、「牛肉道場」(1,020円）というメニューを参考に作られたとのこと。牛肉道場は食べたことはないですが、牛肉番長というのは名前が面白いですね。

　さて、蓋を開けると牛肉とそぼろ、小窓からは見えなかった昆布巻、玉子焼き、ごぼうがあります。この辺も嬉しいですね。はじかみ（生姜）は邪魔なのですが、風味付けでしょうか。弁当ですので、汁気も多すぎず、味付けも秘伝のタレで煮込んだすき焼き風牛肉スライスが美味しかったです。ボリューム的には十分でした。

かけや小路

　山口県柳井市については今週のBLOGでいくつか紹介していますので、参照してください。柳井市の白壁通りを通りながら、建物と建物の切れ目に車も通れないほどの小路があります。白壁通りに入って100mほどの左側に「かけや小路」があります。江戸時代に、この突き当たりにあった豪商「かけ屋」の名が付けられたものらしい。この小路は、現在柳井川へ直接通ずる唯一の通路です。
　通りをゆるやかに散策すると当時の雰囲気がそのまま伝わってくるような感覚になります。

難波庵　入口

　しばらくゆくと、右手に「貸蔵屋＆茶房難波庵」と書いてあります。おしゃれなカフェかもしれないと思い、のれんから覗くと「土蔵」が見えるだけです。もしかして土蔵を改造したカフェではないか？あいているようでしたのでここで休憩することにしました。綺麗に整えられた庭の石づたいに歩き、土蔵へ近づきます。
　土蔵の右側がカフェへの入口。内部はカウンターと座席になっており、カウンター４席、座席が１０席程のこじんまりとしたカフェです。カウンターしか空いていませんでしたが、その後もお客様がこられ、ご主人さんは「一杯です」と断られておられました。ゆったりとした空間が流れているような土蔵でコーヒーをいただきます。

土蔵

　お茶はお膳に乗って運ばれてきます。ご主人さんがお膳（江戸時代の漆）やカップ（有田焼）の説明をしてくれます。チーズケーキを食べたのですが、とても美味しい。後でわかったのですが、山口の手づくりケーキ100選にも選ばれたらしいです。この土蔵は江戸中期に建てられ改修を行いつつ使われたとのことです。土蔵でも壁が分厚く土蔵破りを防ぐ技術も使われており、金蔵として使われていたのではないか、とご主人の弁。

カウンターから見た入口

　カウンターから見たらここで飼われている柴犬も秋の暖かい日差しで気持ち良さそうにしていました。

貸蔵屋＆茶房難波庵
山口県柳井市古市481(かけや小路)
TEL 0820-22-3791
10〜18時
定休日 水曜定休

ふぐキユーピー

　香川県「オリーブキユーピー」は10月18日のBLOGで紹介しました。旅の楽しみの一つは「地域限定モノ」を探し出すこともあります。
　私もいい大人ながらこの「ご当地キユーピー」は可愛いのでオリーブキユーピー以来探すようになりました。山口県は３種類あるのですが、今回「ふぐキユーピー」を探し出しました。冬になり旬のふぐ。ふぐは下関の名物ですが、キユーピーの台紙には関門橋と柳井の白壁か萩の白壁がのっています。

地域限定キユーピーは（株）オンリーワンさんのホームページに県別で詳しく紹介されていますので、地元のQPをチェックしたり、今度行かれる場所のQPをチェックするのに役立ちます。

山口と書いてあります

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まだまだこれからです！