【福岡県八女市福島】 白壁・土蔵の残る町 [編集長コラム]
福岡県八女市は福岡市の南方、どちらかといえば熊本県に近い場所の矢部川中流に広がる、八女茶で有名な所です。人口は約4万人弱。手すき和紙、仏壇、提灯、石灯籠などの昔ながらの伝統工芸特産品が有名で、昔は農産物の集積地としてまた商取引が行われる場所として繁栄しました。
八女市の大通り(国道442号)から一歩入る福島町には当時をしのばせる古い建築の建物が現存しており、町並みも白壁・土蔵の残る町として知られています。しかしながら観光地化されていないため、町を歩くとしっとりした雰囲気がします。白壁・土蔵の残る町は大変好きですが、飾らない雰囲気がします。カフェなども多くはないですが、ありますので休憩することもできます。
八女市地図
八女市の白壁巡りは八女伝統工芸会館からスタートするとよいと思います。ここでは地図などの情報も手に入りますし、八女の伝統工芸・物産館もありますので、八女がどのような街なのかを把握するのにも非常に役に立ちます。白壁の街へも遠くありませんので、ここの駐車場に車を駐車して散策するのがベターだと思います。八女伝統工芸会館は国鉄旧矢部線(羽犬塚〜黒木、昭和63年廃業)の筑後福島駅跡地に建設されました。そばにある藤棚は有名です。
八女福島には、江戸時代後期から大正時代にかけて建てられた白壁造りの町家は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。その中心部に横町町家交流館があります。八女の情報発信機能を備えた交流拠点のための施設です。旧酒蔵を改造して、1997年にオープン。常設ギャラリーとして酒井田柿右衛門の作品が展示されています。
江戸時代から「堺屋」の屋号で代々酒造業を営んできた木下家の旧住宅。現存する離れ屋敷は、明治41年(1908)に建てられた和風住宅で屋久杉などを使用しています。庭園など無料開放されており、素晴らしい住宅を見ることができます。
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