【小袖餅】 小袖餅本舗 熊本・宇土の名物 [熊本特産物情報]
小さい頃から「小袖餅」(こそでもち)大好きでした。子供の小さい口でも食べ易く、餅も適度なやわらかさ、甘ったるくないあん。三角半島へ家族で海水浴へ行った帰りには国道3号線沿いにある「小袖餅本舗」さんで買っていたものでした。(数十年前は三角半島の石ころビーチに行くのもかなりのイベントでした。今は海水浴している人はかなり減少しています)昔は車が沢山止まって小袖餅を買い求められていたのを記憶しています。
なぜ小袖餅と呼ぶのでしょうか。包装紙の裏側に書いてあります。
【小袖餅の由来】
永正十四年の或日宇土城主名和伯耆左衛門尉は民情を見んものと独り忍びで城下を歩かれ、とある町端れの茶店に這入り心ゆくばかり餅を味われました。城主のお顔を知らない茶店の娘静江はさっさっと出て行かれる城主に「お餅代を戴きます」と申しました。城主はお金が無いのに気付、ほとほと困られ遂に小袖を切って「是を持って城内に来い。さすれば餅代をとらす」と言って立ち去られました。小袖の紋で城主であることを知った娘静江は自分の無礼の罰が母に及ぶ事を恐れ、其夜城内に忍び込み母を救けて私独り成敗して下さいと嘆願いたしました。城主は静江の孝心に感激せられ、小袖と沢山のお金を下し置れました。それから静江の孝心と餅の美味を賞へて誰言ふとなく「小袖餅」と名付けられ次の様な俗謡さえ流行しました。“餅は餅でも小袖の餅は、可愛い静江の味がする”。 小袖餅本舗 主人 敬白
小袖餅と似たものに、「宇土餅」というのがあります。(ここを参照)たぶん派生したものでしょう。
素朴な餅の割りに、やわらかくて味もあまったるくないあんがぴったり。お茶受けにも良いですね。宇土方面を通る時や天草方面へ行くときは要チェックです。
□本店 熊本県宇土市駅通り 0964-22-0246
□支店 熊本県宇土市国道三号線筋 0964-22-0246 地図
□売店 宇土駅内 とどろきうどん店
□販売所 鶴屋百貨店本館地下1階 熊本銘菓コーナー
096-327-3537
Posted at 00時00分
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