2009.1.18 松浦軒本店のカステーラ 岐阜県恵那市岩村 [編集長コラム]
熊本市内にある鶴屋百貨店に行った時には、寄ることが多い地階1Fの菓子売場。特に「百菓繚欄」のコーナーには全国の銘菓が集合しているだけあって、面白いです。週替わりや限定で珍しい商品が並べられています。
今回、並んでいたのが岐阜のカステーラ!これは知っていたのですが、いまだ食べたことのない商品だったので嬉しかったですよ。岐阜の恵那市といえば恵那峡が有名な愛知と長野に近い場所です。中央道で恵那あたりを通るたびに、恵那の岩村へ行きたいなぁーと思っていましたが、岩村へはまだ行ったことがありません。岩村は江戸時代の歴史的町並みが残る場所としてとても有名な場所です。重要伝統的建造物群保存地区として指定されています。
岩村の町並み
今回購入したのは、松浦軒本店のカステーラ。太字にする理由は、恵那の岩村には3軒のカステラ屋さん(松浦軒本店、松浦軒本舗、かめや菓子舗)があるのですが、松浦軒本舗というお店と間違いやすいので。
松浦軒本店さんは、創業寛政8年であり210年の歴史がある老舗です。松浦軒本店のカステーラは、江戸時代岩村藩の御医神谷雲澤先生が、蘭学を学ぶため長崎へ赴いた折、カステーラの製法も学ばれて帰藩され、当時、菓子造りを生業としていた、弊舗の先祖に伝授されたのが始まりである。と伝えられています。と松浦軒本舗のHPに書かれています。
カステーラというと長崎のカステーラとなりますが、長崎から伝来して岐阜で今まで根付いているとはすごいの一言です。カステーラの製造方法はシンプルに生地を焼き上げるだけなのですが、その工程にも200年の歴史があるのです。
見た感じは「厚焼き卵」かな?という感じです。パンのような感じもしましょうか。ずっしりしているのに450円って手頃な値段と思います。
乾いた包丁で切ってはいけませんでした。切り口がなめらかになりません。生地自体は長崎風と違い、ボソッとした水分が少なめの感じ。それが素朴でいい雰囲気です。表面がこんがりしています。
また全国の銘菓を探してきます。
松浦軒本店ホームページ
松浦軒本舗ホームページ
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