世界のお好み焼 [D@EXコラム]
水溶き粉の生地にいろんな具を入れてこんがり焼きあげた味は、どこの国でも文句なくおいしいのひとことで完結します。
【韓国】チヂミ
チヂミは韓国風お好み焼の総称ですから、韓国旅行の際など、街のいたる所にある屋台をのぞいてぜひご試食を。これはニラ風味のチジミです。
【韓国】パジョン
日本でもネギ焼ファンはたくさんいますが、韓国のやわらかいネギ(パ)と貝をふんだんに使ったパジョンは特に人気があります。酢で溶いた韓国の唐辛子ミソ、酢じょうゆをつけてどうぞ。
【インド】チャパティ
カレー料理に欠かせない主食です。小麦の皮や胚芽もいっしょにひいた全粒紛を使用していますから、かめばかむほど焼いた小麦粉の旨さがよく分かります。
【中国】春餅(チュビン)
少量のごま油が入った生地を薄く焼き、それにザーサイ入りの豚肉辛味炒め、ニラ玉、きゅうり、長ネギ、サニーレタスなどをのせて、好みで甜面醤《テイエンメンジャン》(中国の甘みそ)をつけて食べます。
【タイ】ホイトート
米の粉の生地に、貝と溶き玉子を加えてさっと焼いたタイのお好み焼です。ホイはタイ語でかきのこと。小麦粉とちがい、サクサクとした米粉の軽い歯ざわりが特徴です。
【ベトナム】バン・セオ
ターメリックと卵黄を入れた生地ですから、焼くと黄色いオムレツのようなお好み焼に仕上がります。具はエビ、豚肉、もやし、ニラなど。ニョクマムが味のひきたて役。
【インドネシア】マルタバ
ほとんど卵といえるぐらいの水溶き粉を薄く大きくひろげて焼き、半焼けの皮の上に、玉子と混ぜた牛ミンチ、ニンジン、ネギをのせ、半分に折りたたんで蒸し焼きにします。
【バングラデシュ】ピタ
米粉を使ったたいへんシンプルな関西風お好み焼の感じです。生地に卵を少し加え、具はスライスした玉ねぎ、それに小口切りにしたネギと赤唐辛子だけ。焼き色がついたら出来上がり。
【トルコ】クイマル・ピデ
さすがトルコはアジアとヨーロッパの十字路。日本のお好み焼と、イタリアのピザがドッキングしたような国際色ゆたかなトルコのお好み焼です。
【スリランカ】マスロティー
お好み焼は“混ぜ焼タイプ”“薄皮タイプ”大きく二つの種類に分けることができます。その点マスロティーは広島焼にウリフタツ。ちがうのはシナモンとココナツオイルの香り。
【メキシコ】タコス
一晩水に漬けたトウモロコシをすりつぶし円盤状に焼いたのがトルティーヤ。これに肉、豆、野菜などを包みチリソースで食べるメキシコ人の主食がタコス。
【イタリア】ピッツア
ピッツアは南イタリアのカンパニア地方の名物です。やはり良いトマトがとれるからでしょう。トマトとともにピッツアは生地づくりが生命で、旨さをひきだすためにいろいろ創意工夫がこらされています。
【アラブ】ムルタバ
サラダ油を少し入れた生地を鉄板に四角に流す。ニンニク、玉ねぎ、牛ひき肉をクミンシードとカレー粉で炒めて生地の上にのせ、四隅を四角にたたんで焼いたアラブ風のお好み焼です。
【カンボジア】マンチャオ
米とココナッツの粉に卵、水、調味料を加えて作ったタネを、エビ、イカ、豚肉とともフライパンで焼く。その上にもやし、玉ねぎ、長ネギなどをのせ、オムレツのように二ツ折りにして焼き、甘酸っぱいタレをつけて食べます。
Posted at 01時07分
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