モスカート・ダスティ [D@EXコラム]
モスカート・ダスティは、モスカート種を主とするワインで北イタリア・ピエモンテ州のランゲ丘陵を中心とした一帯で作られます。アルコール度5〜6度で甘口・微発泡のD.O.C.Gに格付けされる白ワイン。基本的には有名なアスティ・スプマンテと同類のワインだが、独特の芳香を活かすためアルコール発酵を低くおさえ、原料果汁の持ついきいきとした風味が一層芳しいワインに仕上がっており、フレッシュ・フルーツや軽めのデザートとの相性は抜群である。
フォンタナ・フレッダ社モスカート・ダスティ
数ある「モスカート・ダスティ」の中でもリーズナブルでお洒落なボトルで有名なのが”フォンタナ・フレッダ社”のモスカート・ダスティです。
マスカットのフルーティさと、とれたてのような心地よい香りと、酸味と甘さが入り混じった爽やかな味わいが楽しめます。冷たくひやして食後のフルーツやデザートと一緒にお楽しみください。
フォンタナ・フレッダ社
■ 所在地:ピエモンテ州 クーネオ県 セッラルンガ・ダルバ
■ 設 立:1878年
フォンタナ・フレッダ社はイタリア統一後の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の息子が、相続した狩猟地を切り開いて、王のワインといわれるバローロやバルバレスコを生むブドウ、ネッビオーロを植えたのがこのワイナリーの始まりです。所有地は100ヘクタール、そのうち約70ヘクタールがブドウ畑で半分以上に渡ってネッビオーロが植えられています。(バローロ地区の1栽培農家あたりの平均的な畑の所有面積は1ヘクタール未満)
もっとも伝統的なバローロ造りのリーダーとして、全バローロの約15%を造っているフォンタナフレッダ社(以下FF社)の歴史は、そのままバローロの歴史と重なるといっても過言ではありません。設立から100年以上を経た今、FF社は変革の時を迎えています。1999年に若きエノロゴ(醸造家)ダニーロ・ドロッコ氏を招聘。2002年には、トップブランドとして新たに"テニメンティ・フォンタナフレッダ"シリーズをリリースしました。
ドロッコ氏は、伝統を受け継ぎ、昔からある畑やワイナリーの自然風土を尊重したワイン造りを続ける一方で、近代技術と科学的な検証、知識を踏まえた醸造方法を導入してきました。
●株密度
1ヘクタールあたりに植えるブドウ木の本数を増やすことで競争率を高め、より凝縮感ある、力強い果実を実らせるようにする
●大樽と小樽(バリック)の使用
昔ながらの大樽熟成と、小樽(バリック)熟成など、ブドウの潜在能力に応じて、最良の方法を選んで熟成させる
こうした変革が出来るのは、広い土地、財力、何よりもそれらを有効に活用できる人材が揃っているからです。この結果、現在FF社は、「モダン・トラディショナリスト」という地位をイタリア内外で確立しつつあります。それは、長い歴史を背景とした伝統的なピエモンテワインと、新たな魅力を備えたモダンテイストワインとを融合することが出来る、優れた造り手として、FF社が認められた証といえるでしょう。 第36回ヴィニイタリー(2002年4月開催)で発表された新シリーズ、"テニメンティ・フォンタナフレッダ"。"テニメンティ(Tenimenti)"とは、"テロワール(大地)"を意味する造語です。
頭文字のTとFをあしらったシンプルなロゴと斬新なラベルは、ベルガモ出身のデザイナー、ベルサネッティ(Bersanetti)氏によるもの。FF社の誇る、偉大なテロワールの力を表現しています。
フォンタナ・フレッダ社ホームページ
モンテ物産ホームページより
Posted at 06時12分
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