2008.11.12 柳川・御花 橘香園(きっこうえん)の蜜柑搾り [編集長コラム]
福岡県・柳川市の「御花」は当地を治めた立花家の別邸として作られ、現在は柳川のシンボルとして柳川の人、柳川を訪れる多くの方々に愛されています。
明治維新後、「筑後地方の振興の大きな柱の一つは農業にあり」と立花家14代目伯爵立花寛治公により明治17年、自ら開墾し日本初の民営農事試験場が設立されました。その試験場の品評会で早熟みかんが「宮川早生(わせ)」と命名され日本で最初の早生みかんが誕生しました。昭和になり15代目伯爵立花鑑徳公は早生みかんの普及のために大牟田市の山林を開墾し橘香園を開園しました。今回橘香園にも足を運びましたが、みかん農園というと海を望む斜面というイメージですが、南関インターにほど近い山林にあるみかん農園には驚きました。
ここで育った減農薬の温州みかん約2kgから1本のオレンジジュースになります。味は酸味がとても少なく、自然の恵みがいっぱい詰まったとろーりとした甘みとフレッシュで濃厚な味は蜜柑そのもので喉越しもなめらか。柳川の老舗料亭「御花」が作りあげる、みかんジュースの概念を変える「蜜柑搾り」です。(1000ml:1260円)生産はこの時期限定ですから、数量も沢山はありません。御花の売店や道の駅などでお求めになれます。
<取材協力:柳川御花様>
小山薫堂さんも蜜柑搾りが大好き。
日本最初の早生温州みかんで作った
立花家の『蜜柑搾り』ジュース
蜜柑搾りはみかんジュースのロマネ・コンティ?
Posted at 00時58分
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