2008.10.16 熊本ホテルキャッスル「細川」にて めかじゃを食べる [編集長コラム]
10月9日に世界的に有名なフレンチのシェフ、三國清三シェフと食事を一緒にしました。シェフとは3年前にも熊本で弊社の講演会の前の日に食事をしました。その後四谷のオテル・ド・ミクニで食事をさせていただいた時に会ったり、今年1月現代の名工を受賞された時に、帝国ホテルで開催されたパーティにも出席させていただきました。
(前回食事をした時の記事・・)
今回は熊本市の西原小学校でキッズシェフを行われるということで、前日の会食となりました。キッズシェフとは小学校を舞台に、本当の美味しいものを食体験させ味覚の発達を促し、同時に食への関心を持たせる調理実習も含めた授業です。(作新小学校のキッズシェフの様子)
今回熊本ホテルキャッスルの「細川」さんで会食を行いました。
献立はどれもうなるものばかりでしたが、前菜で珍しいものをいただきました。
右上にある、もやしのようなもの。これは「ミドリシャミセンガイ=めかじゃ」というものです。有明海の干潟に生息しますが、貝ではなく触手動物腕足類の仲間らしいです。
ミドリシャミセンガイ
5億年ほど前から生息する生きた化石と言われるものらしいです。身ともやしのような部分も食べることができます。熊本でも珍しい食べ物ですね、これは。柳川とか有明海のそばの地域の珍味のようです。(ミドリシャミセンガイの調理)
すごいのは、大森貝塚を発見したモース氏はこのシャミセンガイの研究のためにも来日し、江ノ島に臨海実験所を作ったらしいのです。変な形の食べ物です。可食部分は多くありません。しじみ貝のような貝の大きさの部分とつまようじのような大きさの根っこみたいな部分。
あまり調べ物をしたのでなんだか次回から食べたくないような・・・気分。生きている姿がにゅるにゅる系ですね。
モルドバワインミレスチミーチ1986をいただきました。『英国王室御用達』のワインです。
1時間ほどのデキャンティングでだいぶ開きました。
Posted at 00時59分
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