フジバンビ「黒糖ドーナツ棒」 [D@EXコラム]
「黒糖ドーナツ棒」フジバンビという会社が製造販売している棒状の揚げ菓子(直径約2.5センチ、長さ約8センチ、重さ約16グラム)です。親指ぐらいの大きさの棒ドーナツに黒糖がしっとりしみ込んでいるかと思うと、部分的にカリッと結晶化してたりして、なかなか深みのある変化球テイストです。味といい、コストパフォーマンスといい、ヘルスコンシャスぶりといい、満足度の高い商品だといえます。小麦粉をこねて型を取り、油で揚げて、黒糖蜜を染み込ませているだけのシンプルなお菓子なのですが、随所へのこだわりや、味の完成度の高さで、栄えある「スイスリッチモンドクラブ賞受賞(全国菓子大博覧会・九州IN熊本)」を受賞しました。
見た目は素朴で派手ではないですが、あなどれない味で、全国に隠れファンも多いと聞きます。地元熊本でも「クロドー(「黒糖ドーナツ棒」の略)フリーク」増殖中で、まれに沖縄のお菓子と勘違いして、沖縄で探したという話も聞きます。半分に割って断面を見ると、半分だけじわっと黒糖が染み込んでいて、真ん中のほうは揚げドーナツの食感が楽しめます。とある熊本県内のサービスエリアでは「サービスエリアで黒糖ドーナツ棒を置いているのはうちだけ!」というのを売りにしているところもあるとかで、フリーウェイ好きの人は、探しに旅立つのも楽しいかも知れません。素朴な味わいの中にあたたかさが染みたあの味は、作った人の真摯な気持ちが現れています。地方銘菓はこうでなくっちゃと思いました。
熊本県黒糖ドーナツ棒詰合せ SA
Posted at 12時09分
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