熊本グルメ 【花三菖】 [熊本グルメ情報]
大津町にある旬の懐石料理店「花三菖」。見晴しのいい高台にあり、花や木々に囲まれた広い敷地に、ゆったりとした店構えでおもてなしをしてくれます。メニューは「旬懐石/¥3,675(税込)」のみで、厳選された旬の物をお客さまに提供するのが料理長である店主のこだわりです。
店内は全室個室になっており、時間を気にすることなくゆっくりと食事を楽しむことができます。若女将が一つ一つの料理の説明を丁寧にしてくれ、気さくな人柄に会話を楽しみに来られるお客さまも多いとか。
写真右は造物でヨコワの和風カルパッチョ。金山寺味噌(※)が使われています。写真右は煮物で南京餅のべっこうあんかけ。
どちらもとても優しい味、というのが私の印象です。
カルパッチョと言えば洋風の味が頭の中に浮かんでいましたが、こちらの和風カルパッチョを食べて目からウロコでした。
味噌がとても良く合う!
※金山寺味噌(径山寺味噌)
1249年に僧、覚心(法燈国師)が中国(宋)に渡り修行のかたわら径山寺味噌の製法を習って帰国したのち紀伊由良(現在の和歌山、由良町)の興国寺を建立し、在山すること四十余年、その間が径山寺味噌の始源であると伝えられています。交通の便も良く、また水質が味噌醤油の製造に適していた湯浅町に伝えられ、750年以上経った現在でも変わらぬ製法と味を守られています。
店造りは料理長のお父様がこだわって造られた内装と、日本庭園。樹齢300年の梅の木(今回の冷物はこの木で採れた梅の甘露煮)や、美しい竹、松、ザクロや四季の花が広い敷地にいっぱいに植えられています。
お料理に添えられる山菜などもここで採れたものばかりです。
写真右の梅の甘露煮は甘いのかな?と思いましたが・・・非常にさっぱりしていて、この時期にぴったりです。
お料理は四季を感じながら食べるのが一番ですね。
冬瓜のグラタンというのも初めて頂きましたが、非常に食べやすく、グラタンフイメージがまた変わりました。
**今月のメニュー**
1.食前酒(自家製かりん酒)
2.八寸(生純彩うまだし、セロリの土佐酢漬け、鹿児島産黒豚の角煮、鮎の煮びたし、たこのやわらか煮、生春巻き<レッドキャビア・アボガド・サニーレタス・かにかま>野菜ドレッシングかけ、ほおずき<中にフォアグラの琥珀ゼリー>)
3.造里(ヨコワの和風カルパッチョ※金山寺味噌)
4.煮物(南京餅のべっ甲あんかけ)
5.焼物(鶏そぼろと冬瓜のグラタン)
6.洋皿(馬肉のフィレステーキと青物<今日は山ウド>)
7.蒸物(今月は冷物<梅の甘露煮>)
8.揚物(抹茶豆腐の揚げ出し風、ひよこまめ)
9.酢物(ウナギとキュウリのうざく)
10.ご飯
11.水物(マンゴープリン、ライチゼリー、山桃、マンゴー)
来月頃には庭に沢山なっているザクロがメニューに登場するそうで、これもまた楽しみです。四季折々の山菜・果実と旬の食材を、癒しの空間で頂くのは至福のひとときです。店造りやお料理に、店主の愛情が感じられるお店でした。
全てのお料理を食べて感じたのは、やはり季節に合った物を頂くのは大切なことなのだな、ということです。食欲が湧きにくい今の時期は特にそう思いました。若い方から年配の方まで満足できると思います。
(photo&text A.Imazato)
■四季の料理 花三菖
住 所:大津町大津字西大山内1648-3
TEL:096-294-8734
FAX:096-294-8736
営 業:AM11:30〜PM3:00
(オーダーストップPM2:00)
PM 5:00〜PM8:00
オーダーストップ
定休日:毎週木曜日
大部屋 30名
小部屋 6名/6部屋
※予約をおすすめします
※3,500円以上のメニューは
2日前までの予約
☆これらの情報は2005年7月25日現在の情報です。最新の情報は店舗への御確認をお願いいたします。
Posted at 10時39分
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