2009.2.23 インペリアル・トルテ オーストリアの高貴な菓子 [編集長コラム]
オーストリアの代表的なチョコレート菓子、「ザッハトルテ」チョコレートの王様とも称され、門外不出とされた。ザッハトルテといえば、ホテル・ザッハーとデメルが有名で、ザッハトルテの商標権をめぐっては裁判にもなりましたが、現在では両方ともザッハトルテを使用していいことになっています。
私がザッハトルテを知るに至ったのは、日本がバブルだった1989年。デメル(Demel)のお店が原宿に出来てから。原宿の駅に比較的近いクエストビルの1Fにオープンしましたが、あの高貴なDマーク・・・ここで何度お茶したことでしょうか。もうクエストビルも今年で20年なんですね・・・時の経過は早いもんです。
今回ご紹介するのは、ザッハトルテではありませんが、トルテでウィーンでも有名な「インペリアル・ホテル」の「インペリアル・トルテ」。ブランド力から日本人には大変人気のあるお土産商品です。インペリアル・ホテルのカフェでこのインペリアル・トルテを食べるためにインペリアル・ホテルを訪れる人も少なくありません。残念ながら私は行った事はありませんが。
今回はバレンタインデーでいただいたものですが、インペリアル・トルテは簡単に入手できるものではなさそうです。(価格も高いしなぁ・・)空輸ものですから、売っているお店で値段も違うようです。今回はチョコレートシーズンですから熊本の百貨店でゲットすることができたそうです。極東のこの地でウィーンの高貴なトルテ(ドイツ語でケーキの意味)が味わえるなんて。。
阪急のショップでは通販でも購入できるようです。(期間限定かもしれませんが)
インペリアル・トルテは表面がチョコレートでコーティングされ、常温でも数週間の保存ができることから、昔からインペリアルホテルの利用客が、遠方へ持ち帰るお土産として利用されていたようです。以前は丸型だったのが利便性を考えて四角になったとか。生地はマジパンです。マジパンとはアーモンドに煮詰めたシロップを加え、糖化(再結晶化)させたものを細かく砕き、ペースト状にしたものです。
王家の紋章にすごい威圧感すら感じてしまいます。
幸せのチョコレート
国宝クラスの「プリンセスケーキ」。と書いてありますよ。やはり皇帝が門外不出を命じたというこのトルテの紋章の威圧感はタダモノではないですね。普通にバクバク食べてよいケーキなんでしょうか?!
チョコの断面はすごい丁寧ですね。ホテル・インペリアルで職人さんが一生懸命作っているんでしょう。味は、なんだかウェハースを食べているような感じ(失礼)なのですが、味は濃厚。私は柔らかいケーキの方が好きですね。やっぱりチョコレートも高貴な味がしました。王家の紋章にナイフを入れるのはちょっと考えましたが。笑
でもやっぱり家庭で食べるより、ホテル・インペリアルのカフェで食べたら、何十倍も美味しいんでしょうねぇ!!
<BLOG>
・日々の壷
・maronmilkの美味しい生活
神戸のウィーン・オーストリア館ではインペリアル・トルテが買えるそうですね。
東京のウェスティンでも買えるそう(3/1-3/31)
やっぱ高いですけど。
Posted at 00時59分
トラックバック
トラックバックURL
http://www.howdy.co.jp/dining-express/tb.php?ID=2226