2008.6.27 やっぱりおいしかった!「ビストロ魚座」 [熊本グルメ情報]
20代の頃に「おいしい」と思って、足しげく通っていたお店に数十年ぶりに足を運ぶと、がっかりすることがある。お店にがっかりするのではなくて、かつての自分の味覚音痴ぶりにである。「なんでこれがおいしかったんだろう?」と思うことしばしばなのですが、数十年ぶりに行った「魚座」のディナーは、そんな想いをくつがえしてくれた絶品フレンチです。
「鴨の燻製のサラダと紫アスパラガス」の前菜に始まり、フランスパンもとうもろこしのスープも本当においしかったです。20歳だった私に、このおいしさがわかってたんでしょうか?
内装は昔のまま。素敵なシェフと美人ソムリエの奥様も当時のままです。いろんな意味でなつかしくもあり、ずっとお客様に愛されてきたから、今もこうしておいしい料理が食べられるのだなあと感慨深いものがあります。「始める」ことは簡単だけど「続ける」ことは難しいと、身に染みて思ってしまいます。
天然鯛の下にはポテトがしのばせてあります。バルサミコ酢のソースが魚本来のおいしさを引き立てていておいしい。作りこまずに、濃すぎず薄すぎないバランスが、素材の味を引き立てます。
お魚の後にはお口直しの「甘夏のグラニエ」が出てきます。サクサクと崩れるグラニエは、お口の中がさっぱりしてとても嬉しい。
フィレ肉も柔らかく脂っこくなくて美味。上に乗っている「つくし」のようなお野菜は、フランスのアスパラガスの一種だそうです。見たことのない食材は、ワクワクします。
デザートはドーム型のチョコレートが出てきて、「これ、何?」と思っているところに、シェフが熱々のオレンジベースのソースをかけてくれます。外側のチョコレートコーティングがとろーり溶けて、中からアイスが顔を出しました。オレンジソース、チョコとアイス、そして彩り鮮やかなマンゴーなどのフルーツがおいしかったです。こういう動きのあるメニューというものは忘れがたく、おいしさだけでなくワクワク感も一緒に記憶に残るからいいですね。<YA>
熊本市手取本町3-8有明ビル2F
??096-354-9761
DELICIOUS
Days of Masquerade 200710
Posted at 00時17分
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