■蕎麦板 「京都本家 尾張屋」 シンプルで美味しい [編集長コラム]
京都・本家尾張屋。創業530余年。寛正六年(西暦1465年・応仁の乱の前年)に、菓子司として始まり次第に、蕎麦処としても、京の町衆に親しまれるようになったのです。江戸時代には、御用蕎麦司(宮内庁御用達)をつとめ、宮中へそばをつくりに伺うこともしばしばあり、現在も、宮家の方々の御来京の折には、主人が道具一式を持って伺うこともあるのです。
蕎麦板って歴史のあるお菓子なのですね。熊本の人は「松風」というとよく知っていると思います。薄い板のようなお菓子です。私は昔はあまり好きではありませんでしたが、今は茶菓子としてはそこそこいけるかなと思います。嗜好が変わってきたのでしょうか。その「松風」も京都の松風から伝わっているといいます。
蕎麦板は熊本の松風と姿は似ていますが、味はやっぱり違います。蕎麦板は蕎麦粉・小麦粉を原料とし薄く伸ばした生地を、一文字釜で一枚一枚丹念に手焼きしています。丁寧に焼きあげたものです。表面にはゴマがまぶしてあります。
この蕎麦板。うまいんです。蕎麦の風味がしっかり残っていて、食感もよく、香ばしい感じで1枚また1枚とすすんでしまいます。
私は菊池の松風よりこちらの蕎麦板のほうが好きです。蕎麦のお菓子を調べてみたら結構あるんですね。びっくりしました。
BLOGなどから
□ 本家尾張屋ホームページ
□ 本家尾張屋 モール
□ ええもん直販
□ ある日常
□ ファルファーレ たかよ&えりのお部屋にようこそ
Posted at 11時08分
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