豊後高田 昭和の町並 レトロな雰囲気 [編集長コラム]
九州に住んでいる人だって、大分県豊後高田市がどのあたりにあって、どんな街なのか知っている人は少ないでしょう。多くの地方都市の一つかもしれません。豊後高田市は国東半島の西側(上側)の付け根にあり、宇佐八幡宮で有名な宇佐市に隣接します。国東半島は山がちで、平安時代には宇佐八幡の荘園となり、その経済力を背景として独特の山岳仏教文化「六郷満山文化」を開花させました。豊後高田は北九州市、大分市にもそれぞれ90Km、60Kmで人口の流出も激しく、現在は17年3月に市町村合併したとはいえ、人口3万人をきっています。(豊後高田市HP)
豊後高田市の中心商店街は、江戸時代から明治、大正、昭和30年代にかけて、国東半島一の賑やかな町として栄えていました。昭和30年代以前に建てられた古い建物が7割も現存することから「昭和」にスポットをあて、懐かしく、いとおしい昭和の街並みを再現し、商店街一丸となって街興しに取り組んでいます。「るるぶ」や「まっぷる」などの旅行情報誌を見ても、豊後高田のところにレトロ商店街と特集が掲載されているはずです。
商工会議所そばの駐車場に車を止めると、目の前に「昭和ロマン蔵」「駄菓子屋の夢博物館」があります。昭和ロマン蔵は以前当地の大富豪が小作米を集める為の蔵を再利用してあります。かなり大きい蔵です。博物館は入場料500円必要ですが、昭和時代に幼少・青年期を送った人にとってはなつかしいおもちゃなどが展示してあり、子供の気分に戻れ、「うわぁーなつかしい」という声があちこちで聞こえます。なつかしい物を買って帰りたくなります、でも売っていません(笑)
商店街を歩くとなつかしい風景に再会します。なんだかレトロな気分。昭和のやさしい雰囲気を感じます。街を歩いていても楽しいです。途中でみかけたガソリンスタンド。本物かと思いきや展示物。ガソリンは安いですけど(当時は高かったんでしょう)車は貴重品でしたからね。
商店街にもなつかしいおもちゃやコロッケなどを売ってあったりして、ここはちょっとした観光地になっています。これを読んで行ってみたくなった方も多いのでは。
この方の旅行記は参考になります。
豊後高田商工会議所HP
Posted at 11時59分
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