2009.9.28 鹿児島県霧島市九面屋(くめんや)の「かるかん饅頭」 [全国特産物情報]
霧島市にある九面屋のかるかん饅頭です。霧島神宮の御用達商人であったことから、霧島神宮の宝物である「九つの能面」にちなみ、「九面屋」と名乗ることを許されたのだそうです。9つの面なんて、横溝正史の長編推理小説っぽいですね。料理記者である岸朝子さんの「5つ星の手みやげ」という本に、九面屋さんの「薩摩大使」というお菓子が紹介されています。
かるかんといえば明石屋が有名ですが、この前初めて「かるかん」と「かるかん饅頭」の違いがわかりました。明石屋さんの「かるかん」は、アンコが入っておらず、つまり白オンリーの四角いものです。「かるかん饅頭」にはアンコが入っており、丸いもの。そして「かるかん饅頭」よりアンコ無しの「かるかん」のほうがお値段がよろしい。知らなかった・・。アンコ無しは食べたことないですね。島津斉彬や篤姫が食べたのはアンコ無しバージョンでしょうか?
原材料は砂糖、山芋、米粉、小豆、卵白のみ。こちらはアンコ入りバージョンです。山芋の香りがふんわり漂い、独特の風味が漂います。中のアンコも甘さ控えめでとてもおいしい!優しい気分にさせてくれるお菓子です。
それにしても、島津氏の家紋「丸に十の字」って鹿児島の街中いたるところに多用されていますよね。親戚筋とか御用達とかでなくても使っていいのだろうかといつも思います。<YA>
九面屋
鹿児島銘品 かるかん饅頭
?九面屋
鹿児島県霧島市国分野口東1-8
かるかん饅頭(鹿児島)
いり江の福岡生活:九面屋
Posted at 00時43分
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