■安野光雅御用達津和野「開正堂」の源氏巻 [D@EXコラム]
鯉と掘割の町、津和野に行ってきました。津和野といえば森鴎外、西周など、数々の著名人を出した地として有名です。名物に「つわぶきご飯」や「うずめ飯」などがあります。ちなみに「うずめ飯」とは、上からみたら、普通の白い御飯なのですが、中にちくわ、豆腐三つ葉、わさび、鶏肉などがうずめてあり、だしで食べるお茶漬けみたいなもの。以前は婚礼行事などで食べられたそうで、お嫁さんに「家族に早く埋もれて慣れるように」という思いも込められているそうです。
津和野スイーツの代表といえば、源氏巻きです。以前コラムでも取り上げましたが、今回は数ある源氏巻屋さんの中でも、津和野出身の画家、安野光雅さんが子供の頃によく通ったという創業大正14年「開正堂」さんにうかがいました。
「開正堂の丁稚小僧になりたかった」安野さんは、子供の頃、工場の方にやってきては、飴玉やあんこをなめていたとお店の方が話して下さいました。
工場に入ると、プーンと甘いいい香り。職人さんが手作業で焼いてらっしゃいます。これでは安野さんも誘われるはず。
源氏巻きは普通こしあんですが、「開正堂」さんは、こし餡以外にも、つぶ餡、うぐいす餡などバラエティ豊富。試食コーナーには、食べ盛りの修学旅行生がむらがっていました。特によもぎをすりつぶして作ったよもぎ餅と外郎は絶品で、お店でいただきました。お茶コーナーもあり、その場でいただけるのが魅力です。<YA>
Posted at 00時00分
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