■六花亭の「おふたりで抹茶」 [D@EXコラム]
4/17の北海道銘菓「大平原」を紹介したときに、独特なネーミングが頭から離れなかった六花亭「おふたりで・抹茶」を頂きました。パッケージには六花亭らしく、花の絵があしらってあります。この花は「ニリンソウ」という花で、ひとつの株から二輪の花が寄り添うように咲きます。ちなみに大学で「トリカブトの葉と似ている植物」として習った記憶もあります。
「ニリンソウ」と「おふたりで」。ティータイムに友人や家族、恋人と一緒に食べて欲しいという思いが込められています。
といっても、袋の中身は一つだけ。
抹茶の入った
サクサクした表面に中はふんわりというダックワーズというお菓子。贈りものなどでよくみかける洋菓子の中でもポピュラーなものですが、実は日本人考案のお菓子なのです。
もともとは“Dacquoise”(ダコワーズ)や“Biscuit dacquois”(ビスキュイ・ダコワ)と呼ばれる伝統的なフランスのお菓子で「Dax(ダックス)の」というスペイン国境近くにある街を指す意味を持っていました。
現在福岡で「フランス菓子16区」という洋菓子店のオーナーシェフである三嶋さんがパリ16区の菓子店「ARTHUR」にいた頃、和菓子の「最中」(もなか)にヒントを得て改良し、発音のいい「ダックワーズ」と呼ぶようにしたのです。最中とダックワース。意外なつながりですね。
そんなダックワーズの歴史を学びつつティータイム。
ふんわりお抹茶と大納言小豆、そしてクリームのバランスがとても絶妙です。
味にも満足の六花亭「おふたりで」は、ひとつ95円(税込)。大きさの割にはリーズナブル。ネーミングのほのぼの具合とあいまって、マルセイバターサンドに続く六花亭の主力商品に上りつめてほしい期待度大のスイーツです。<YA>
ともこの道楽めもちよ
北海道でのんびり暮らす
『あまいもん』
Posted at 00時00分
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