兼六園に行って来ました。兼六園には何箇所かお茶どころがあり、歩きつかれたら抹茶やお団子、さらに懐石料理を楽しむことができます。「三芳庵」は、「本館」の他に瓢池（ひさごいけ）に浮かぶ「水亭」と「別荘」の３つの館を持っています。お抹茶をいただいたのは水に浮いたように立つ「水亭」。ちなみに瓢池は、兼六園の発祥の地と言われています。
　創業は明治8年。別荘には大正天皇や芥川龍之介が宿泊した由緒ある建物です。
　お抹茶のセットは550円とリーズナブル。こちらは「里の秋」という柿をモチーフにしたかわいいお菓子です。抹茶をいただきながら、滝と池が眺めることができます。

　何代もの加賀藩主により、長い年月をかけて形づくられてきた兼六園ですが、作庭における基本的な思想は一貫していたようです。その思想とは神仙思想。大きな池を大海に見立て、そのなかに不老不死の神仙人が住むと言われる島を配します。藩主たちは、長寿と永劫の繁栄を庭園に投影したのだそうです。
　雪から木々を守る雪吊りはまだやってませんでしたが、11月に入り、そろそろ吊りの作業が始まったようで、金沢は本格的な冬を迎えます。＜YA＞

三芳庵
　
石川県金沢市兼六町1-11
電話 076-221-0127

定休日 水曜

ちのみえこ: 2009年4月
兼六園

　白川郷のおみやげにいただいたレトルトカレー「飛騨清美和牛ビーフカレー」。「和牛カレー」でも「ビーフカレー」でもなく「和牛ビーフカレー」ってとこに、飛騨牛に対する思いみたいなものが伝わってきませんか？
　ギャル曽根ちゃんの激うまレトルトカレーランキングの3位に入った商品なのだそうです。彼女の味覚を信用しているわけではないのですが、なんとなくパブロフの犬みたいに条件反射で期待してしまいます。
　トマトベースのカレーソースに飛騨産和牛を使ったカレー。ピリ辛度数は低いものの、トマトの甘みと酸味が生きていて、なかなかおいしいです。飛騨牛も量こそふんだんというわけにはいきませんが、旨み十分で存在感アリ。
　

　販売者は「?ふるさと清見」。飛騨の高原を走る国道257号線沿い清見町にある道の駅にある複合施設だそう。中でもレストランは人気スポットで、このカレーはレストランで人気のあるメニューのひとつらしい。先日ご紹介したムッシュのビーフシチューと比べると、肉質的にはこちらの方がおいしい。お値段は少々高くてもいいから、もうちょっと肉量が入っていれば申し分ナシのカレーなんですけど。＜YA＞


コバギボウシ - やまのうえから
岐阜県の(株)ふるさと清見２１の「飛騨和牛ビーフカレー」/たぬきさんの ...

「じろ飴」で有名な俵屋さんの飴。金沢では一番古い飴屋さんで、170年の歴史を誇ります。帝国ホテルが来年120周年ですから、比較するとその老舗ぶりが伺えます。乳飲み子を抱えながらも母乳が出ず困り果てていた母親達の姿を見て、何とか母乳のかわりになる栄養価の高い食品はないかと考えた末に作り上げたのがはじめといわれています。
　俵屋のあめの原料は米と大麦。砂糖がわたしたちの生活に入ってくる以前に、穀物の甘味を得た先人の知恵です。「砂糖を使わず、飴ができる」ということ自体、驚愕ではありませんか。蒸したお米と麦芽で発酵させることで甘みが出るようです。

　こちらは「飴んこ」のいろんな味を詰め合わせた「あめ工房」。白、きなこ、胡麻、抹茶の4種類。240グラムで1470円の高級飴ですので、心して舐めます。かわいい包装紙をあけて、一粒口に放り込むと柔らかく優しい甘さ。抹茶もきなこもふんだんに使ってあるようで、ほのかな甘みと凝縮された風味が美味。「噛んではいけない」と但し書きにありますが、なんとも心地よい柔らかさ。知らず知らずのうちに噛みたくなる衝動を抑えて我慢我慢。飴一粒といえども、立派な存在感。本当にいいものとは、それなりの風格を感じます。＜YA＞

店名　　　飴の俵屋 本店
住所　　　金沢市小橋町2-4
電話番号　076-252-2079
FAX番号 　076-251-3525
営業時間　9:00〜18:00 日曜日9:00〜17:00
定休日　　不定休

飴の俵屋 本店
あめの俵屋/飴ん子/和菓子その他[食べログ]

　御伽草子のお話がモチーフとなったオトギクズユ。あまりのかわいさに久々のジャケ買い。こちらは緒江屋（もろえや）さんの葛湯です。緒江屋さんは、金沢が誇る落雁の老舗。江戸時代末期から160年の歴史を誇ります。加賀百万石とはよく聞きますが、先日ご紹介しました俵屋さんといい、老舗のオンパレードで底力を感ぜずにはおれません。

　それにしても「オトギクヅユ」というカタカナネーミングもインパクト大。葛湯にアツアツのお湯を注ぐと、御伽噺のお話に出てくる桜、桃、兎など昔ばなしの主人公たちが出てくるのです。くるくるとスプーンで混ぜると子どもの頃によく飲んだトロトロアツアツの葛湯ができあがります。箱でウキウキして、中の昔話の主人公を見てさらにウキウキ！飲んで心も体もほっこりと温まって一石三鳥。風邪やインフルエンザが猛威を振るう季節。贈り物に絶対喜ばれます。＜YA＞

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　「誰が、何の目的でこんなものを…」のご当地ドロップ。日本観光商事?が出しているご当地ドロップは、やがて１００種類に達する勢い。かなり売れているらしく北海道ならばジンギスカンやスープカレー、沖縄ならゴーヤチャンプルーやソーキそばなど、その土地に根づいたグルメを、ドロップ一粒に押し込もうというやんちゃな企画である。
　今回いただいたのは「福岡限定水炊き風ドロップ」。
原材料は砂糖・水飴・食塩・香料（原料の一部に大豆、鶏肉を含む）。大豆、鶏肉を含む・・って怖いですね。

　缶を開けると無臭。無臭なのですが、何かを予感させるような「ヤバイ香り」がそこはかとなく漂います。見た目はさらに普通。ハッカキャンディーのような上品な趣き。
　口に含むと、、、鶏？豚？出汁？まぎれもない水炊きのかほりが。一人で食べるとつらいですが、周りを巻き込むと楽しい時間を過ごせます。そして「間違いなく水炊きだね」と一同納得。ご当地ドロップの底力を思い知るのです。＜ＹＡ＞




水炊き風ドロップとたまにはバロン。ワン・ワン！｜バロン＆サッカーの ...