大牟田名物 「草木饅頭」 江口栄商店 [D@EXコラム]
福岡県の南に大牟田市があります。大牟田は炭鉱の町として有名でした。昭和34年には人口21万人だったのが炭鉱の閉鎖とともに人口も減少し現在では14万人を切るくらいになっています。炭鉱の施設は公園になったり観光地としても開放されていたり当時の面影をしのぶことができます。
大牟田の名産で思いつく食べ物は「草木饅頭」。熊本からJRで福岡に行く際は特急りれーつばめで約30分で大牟田に到着しますが、この草木饅頭はたまに取引先からいただいたり、お土産で買って帰ったりするなじみ深い、素朴な饅頭です。
草木饅頭の特徴は黄土色の薄皮で包まれたこの可愛さ。たっぷりつまったこしあんも乾燥しておらずジューシーな感じで一口でパクリといただけるサイズがお茶菓子としても、また食事のあとのおやつにもぴったりです。素朴な味わいの蒸し饅頭ですが何個でもいけてしまいます。草木饅頭は1個40円とたいへん安いです。
明治の終わり頃大牟田には菓子屋、饅頭屋は、1、2軒しかなく地名をとって「草木の饅頭」と呼ばれていたそうです。現在草木饅頭を製造しているのは、創業大正3年江口栄商店さんと黒田屋さんです。違いは江口栄商店さんは10個をビニールでつつんだものが400円で販売され、黒田屋さんでは個づつ個包装になっているところです。両方とも本家、元祖をうたわれています がもともとは親戚であるとの話もあります。
大牟田に寄る際がありましたら、ぜひこの「草木饅頭」をご賞味ください。
江口栄商店
高松宮殿下献上
名誉総裁賞受賞
総理大臣賞受賞
総裁賞受賞
大牟田駅 大牟田キヨスク
0944-41-1089
大牟田 駅前店
0944-54-1171
大牟田 吉野店
0944-50-1151
デパート 博多大丸
092-712-8181
Posted at 05時07分
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草木饅頭江口栄商店、身売り
西日本新聞などによれば、江口栄商店(参考)が香梅に売却されていたというか、そういうことです。 屋号などには変更がないのだ
コメント
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素朴でおいしいお饅頭でした。
同じ黒木屋さんでワラビ餅を買って食べました。
それもVeryGoodでした!
やさしい味のお菓子のお店ですね。
草木饅頭についてお答えします。
草木饅頭は最初、増永製菓の増永生光が作った饅頭です。もともと長崎県島原出身の彼が大牟田の草木に移り住みそこで饅頭屋を始めました。彼は草木という場所を広めるために当時お弟子さんだった、現在の黒田屋さん、江口さんたちに教えみんなで草木饅頭という名をみんなに使わせていたのです。当時、20数名のお弟子さんがいたようです。しかし、昭和53年11月19日、増永生光は、53歳の若さでこの世を去りました。
創始者、増永生光の意思を受け継ぎ、今、黒田屋さんと江口さんが草木饅頭をつくられています。
なにかわからないことがありましたら、私、孫の植木美紀までご連絡くださいませ。