「エスプレッソ」カフェインの話 [D@EXコラム]
イタリアでは、「カフェ」は「エスプレッソ」を意味するもので、BARなどに行って「カフェ」と注文すると間違いなく「エスプレッソ」が出てきます。イタリア語で「早い、急行」を意味する「エスプレッソ」は、20世紀初めのエスプレッソマシンの登場とともに普及し始めました。言葉の示すとおり、「エスプレッソ」とは、蒸気圧を利用し、25〜30秒ですばやく抽出されたコーヒーのことです。また、それをすばやく2〜3口で飲み干してしまうのも、イタリアのスタイルです。
パーフェクトなエスプレッソをサービスするには、よい豆、よいマシン、よいバリスタ(エスプレッソなどをサービスする人)が必要条件です。それらによって抽出されたパーフェクトエスプレッソは、チョコレートを思わせるような芳香が持続し、口にするとバランスのとれた苦味と酸味、まろやかで濃厚な味わいを持ち、飲み終えた後もずっと後味が残ります。コーヒー本来の美味しさが凝縮された飲み物、それがエスプレッソです。
エスプレッソのその濃厚さから、「カフェインが多いのでは?」と思われている方が多いかもしれませんが、実はその反対です。1杯あたりのコーヒーに使用する豆の量が少ないというのが、その理由のひとつでありますが、さらに言うと、コーヒー豆に含まれているカフェインの抽出は、コーヒーの抽出時間に左右されます。抽出時間が長ければカフェインの抽出量も多くなり、短ければ少なくなります。つまり、短時間で抽出されるエスプレッソは、抽出に時間をかける他の淹れ方に比べて、カフェインの量は少ないのです。また、上述したように、アラビカ種豆を使うことによってさらにコーヒーのカフェインは少なくすることができるのです。
モンテ物産様Monte-netイタリア食材コーナーより
モンテ物産様ホームページ
Illy Bar
東京 霞ヶ関で、本場イタリアのエスプレッソとさまざまなコーヒーバリエーションに加え、イリーの洗礼されたスタイルを日本で体験いただけます。
Posted at 06時22分
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