フランスの修道院でつくられたアニスキャンディーとマリポッサのソープ [全国特産物情報]
お誕生日にもらった小さな丸いアニスキャンディー。
アニスキャンディーとは
アニスキャンディー (Bonbon d'anis)
正式名称を Anis de l'abbaye de Flavigny といい、ブルゴーニュ地方の村、フラヴィニー(Flavigny)の修道院で14世紀から作られてる伝統菓子(現在は修道院跡地に建てられた工場で製造、販売されている)。キャンディーと言うものの日本の飴とはちょっと 製法が違い、小さく割ったアニスの実の粒を種芯にして、釜の中で砂糖液を絡める作業を繰り返しながら、丹念に層が増やされていく。出来上がるまでの所要日数15日。
フランスでは人気のボンボンだそうで、フラヴィニーの名物として作られてきました。14 世紀の伝統の製造方法は今なお変わっていないのだそうです。
フラヴィニーといえば、ジュリエットヴィノシュの映画「ショコラ」。冒頭シーンは小さな町にカメラが入り込んで行くカットから始まります。町の中心には教会があり、そのほぼ横に位置したところにチョコレートの店があります。映画のスタッフが映画の時代に登場する町として選んだのが実はこのフラヴィニーだったそうです。ちょっと前のフランスの閉鎖的な町を描くのにもってこいだったと、DVDのメイキングの中でスタッフが語っていました。
実際のフラヴィニーにはわずか300人ほどの人が生活しているだけとの事で、本当に小さな町です。
アニスは、セリ科の一年草。その実は、砕いてお某子、スープ、ソーセージ等の香辛料として使われ、呼吸器や健胃剤等としても用いられています。ぜんそくや気管支の弱い方にいいという薬効もあるみたい。 薬効があるからかわかりませんが、少し独特の香りがあります。好みがわかれそうですが、私は好きな味でした。がりっと噛むとバラの味。ど真ん中に小さいアニスが一つ入っています。
缶に描かれた絵がかわいいのも魅力。キャンディーの長い歴史を感じさせる伝統的なフランスをイメージした絵は、見た目にも美しく、そのデザインも楽しんでいただけます。そのため、フランスでは缶のコレクションを楽しんでおられる方も多くいらっしゃいるのだそうです。いただいたものはローズですが、他にも、コーヒー、シナモン、ローズ、ジャスミン、オレンジ、ミント、スミレ、カシス、フランボワーズなど何種類もフレーバーがあるのだそう。全部集めたいなあ。
ちなみにこちらは、ポルトガルで1世紀以上にわたり、天然成分だけを使って最高品質の石鹸を作り続けてきた「コンフィアンサ」が出している「マリポッサ(=スペイン語で蝶)」のソープ。上品なすずらんの香りが漂います。この香りも日本にはないですね。モダンな蝶のモチーフがあしらわれたパッケージに、使うのをためらってしまうほどの美しさです。<YA>
L'ABBAYE DE FLAVIGNY アベイ ド フラヴィニー(アニスキャンディー工場)
住所:21150 FLAVIGNY SUR OZERRAIN
TEL:03 8096 2088 FAX:03 8096 2143
輸入者?螢疋潺縫奪?フランスジャポンプロフィールド事業部
東京都港区赤坂8−1−5
AB赤坂ビル4階
03−5785−4312
アニスキャンディー (ANIS DE L'ABBAYE DE FLAVIGNY) - 関心空間
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パリの台所事情
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