2010.1.18 特許で甘い!愛媛県よこの柿 [全国特産物情報]
柿にも好みがいろいろあります。ちょっとやわらかめのとかとびきり固いのとか、ゴマが入っているのとか、スプーンですくって食べるのとか。愛媛県石鎚山で栽培されているよこの柿。ちょっと固めのシャリッとした歯ごたえとさわやかな甘みがとてもおいしい柿です。
この柿、実は渋柿なのだそうです。「ポリ個装」といって1玉ずつアルコールと炭酸ガスを使い、丁寧に脱渋機にかけて1個1個包装するのだそう。脱渋機とはいったいどういうものなんでしょうか。これがあれば、すべての渋柿は甘柿へとへとなってしまうとしたら、すばらしい特許ではないでしょうか。JA東予園芸独自の特許製法なのだそうです。万が一、渋みが残っていた場合も2〜3日置いてから食べると渋みが抜けるみたい。これまたミラクルです。
温泉地には湯ねり柿というのがありますね。渋柿をお湯につけておくと、何らかの化学反応が起こり甘くなるというもの。あれと原理は一緒でしょうね。
種がないのは、たまたまなのかわかりませんが、あまり種に当ったことがありません。熊本県には太秋というおいしい柿がありますが、渋柿でありながら太秋なみの歯ざわりと甘みといったら言い過ぎでしょうか。<YA>
Posted at 00時05分
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