元細川家の料理番が奏でる絶品料理熊本市新屋敷「Kazoku」 [熊本グルメ情報]
肥後細川藩の家老として名高い有吉家に代々伝わる料理法を伝承する熊本市新屋敷の「Kazoku」。旬の最高級の食材を使い、素材の持ち味を存分に生かしたお料理の数々は、食通の隠れファンが多い店です。完全予約制で、ゆっくりとした時間が極上のひとときを約束してくれます。
オレンジの上に乗せられたオクラは天草産。心なしか形も丸く、粘りも強いような気がします。素材からすべて説明して下さるのも勉強になって嬉しい。鮮度抜群の初がつおも臭みもなく絶品。
お店はカウンター席とテーブルが一個だけのこじんまりとした作り。だからこそ行き届いたサービスができます。私のために作ってくれているという感じがとてもいいです。器もシンプルですが、とても凝っていて楽しめます。細川家の家紋が入った器もありました。
おちこ芋もほくほくして素材の味がとても生きています。下に敷かれているシソと一緒に食べると風味も増します。お皿が運ばれてくるたびに、わくわくする感覚は久しぶりです。
グレープビネガーも手作り。数年前に皮ごと漬け込んだというビネガーは、香りも色も涼しげで、もずくと相性ピッタリです。
「そろそろアワビをソテーしますね」と言われて、期待度は高まるばかり。お店にアワビの磯の香りが立ち込めたかと思うと、お花をかたどった白磁の皿に、贅沢に生うにがトッピングされたアワビが運ばれてきました。アスパラガスも塩トマトも味がぎゅっと詰まったこだわりの品です。
ところで「肥後すぅぷ」というプロジェクトをご存知でしょうか?熊本商工会議所が行っているプロジェクトで、熊本自慢の食材ががたっぷり詰まった熊本オリジナルの料理です。「Kazoku」さんもそのプロジェクトに参加。細川家を下支えした大名汁と水前寺菜のおひたしを用いた「家老の食」として表現してみました。
一汁一菜の巻「家老の食」
(大名汁と水前寺菜のおひたし)
ぴかぴかの魚沼産のコシヒカリと、菜っ葉と生姜のお漬物。単なる美食に飽きた舌には新鮮で、エリを正すような暮らしを誓った夜でした。<YA>
Kazoku
熊本市新屋敷1−15−3
TEL096-311-9888 (完全予約制)
地図はココ
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肥後すぅぷ
Posted at 00時00分
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コメント
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娘としては、母の料理をこのように取り上げて下さって、嬉しいです。
しかも料理をことこまかに説明してくださって、
有難いお言葉をかけていただき・・・。
母の料理をこんなにも楽しんで下さっていると思うと・・・もう、感無量です。