2008.4.16 江戸下町もんじゃVS広島風お好み焼き・・・ただし「せんべい」 [D@EXコラム]
エド・サリバンならぬエド・はるみが人気だが、江戸っ子の友人は「子どもの頃に駄菓子屋で食べるのはもんじゃと決まっていた」という。駄菓子屋でもんじゃ?とびっくりしたのだけど、なんでも子どもの頃、東京下町の駄菓子屋さんにはでっかい鉄板があり、おばちゃんに30円払うとヘラとマグカップに小麦粉の溶いたものと千切りキャベツ・・つまり“もんじゃ液”を渡され、自分で焼いて食べていたと言うんです。大人になってからもんじゃを知った私にはかるーい衝撃だった。小学生が数人集まって鉄板を囲みもんじゃを焼きながら談笑するなんて素敵!セピア色の思い出の中に、こんな光景がインプットされている友人が心底うらやましい!
さらに私の“もんじゃ”への憧憬は続く。なぜならば、駄菓子屋にあるお菓子をその“もんじゃ液”に混ぜて、トッピングをしていたというのである。ベビースターラーメンやするめなどなど、たまの贅沢にポテトチップス。なんという楽しさですか。クレープやアイスクリームのトッピングではないぞ。和駄菓子文化にもトッピングは存在していたのである。
以前ベビースターラーメンのぐるぐるもんじゃという商品を取り上げましたが、ベビースターラーメンともんじゃのつながりは、クリープとコーヒー(古っ)くらい強いものなのでしょう。
おっと、せんべいのことを忘れていた。たまたま別口で広島焼きともんじゃ焼きのお煎餅をいただきました。サイズもぴったり同じくらい。もんじゃせんべいは3枚入りで、広島風お好み焼きせんべいは2枚入りでした(ただしお好み焼きには添付でソースがついている)。さて、どちらがもんじゃで、どちらがお好み焼きせんべいでしょう。答えは写真の下へ。
どちらもそば入り。もんじゃは青海苔のグリーンが、お好み焼きの方は紅しょうが、桜えびの赤がきれいです。おせんべい自体はどちらも甘めの卵せんべいでした。
見た目はほぼ一緒で、どちらがお好み焼きでももんじゃでもあまり変わりがないと思われましたが、3人に試食していただいたところ、香ばしいもんじゃ派とソース付で楽しいお好み焼き派にわかれました。私は、もんじゃ派。作り方や食べ方など謎の多い本物に是非挑戦したいものです。<YA>
もんじゃ焼きの正しい焼き方
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もんじゃ焼き
Posted at 00時35分
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