2010.10.1 青森の土着タレ「スタミナ源タレ」 [全国特産物情報]
先日、セブンイレブンで発見した「スタミナ源タレ」。青森県民の7割のお宅の冷蔵庫には常備されていると以前、テレビで紹介されていました。青森県民には、「源たれ」の愛称で呼ばれており、発売以来40年を誇るロングセラー商品です。
歴史について書いてあるサイトによると、上北農産加工農業協同組合(KNK)という会社がつくっているもの。前身は、「藤坂めん羊組合」といい、この地域が戦前から羊(つまりジンギスカン)を食べていたことから、タレ文化が発達した模様。当時、各家庭では羊をおいしくいただくために、さまざまに工夫されたタレを作っていました。独特な風味を持つ羊肉を食べるために、工夫を重ねた結果、「スタミナ源たれ」ができたそうです。
普通の焼肉のタレは乾燥野菜を使用していますが、スタミナ源たれは地元の野菜を生のままふんだんに使っています。味の決め手はガーリックとリンゴ。タレを見てもつぶつぶしているところがわかると思います。ちょっと甘めですが、生姜の風味がよく、焼肉はもとより、冷奴などにかけてもおいしい!
そんなKNKには、「デリカフレンド」というしょうゆとりんご酢がほどよく入った万能タレがあります。
デリカフレンドは、青森県が生産量日本一を誇る「ながいも」を農協から贈答品として送る際にながいも用のタレとして同封されているのだそうです。
地産池消ってこういう意味では使われませんが、羊が多い地域が、「焼肉のタレ先進地」ということは、文化人類学的には非常に興味深い。山芋のタレも然りです。「モノがあるからタレがある」というのは、至極自然なことです。<YA>
焼肉のたれ[スタミナ源たれ]
スタミナ源タレ・・・青森の焼き肉のタレ 『スタミナ源タレ』の活用法
スタミナ源タレ
Posted at 00時30分
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