2010.11.18 深い味 六味のお茶漬いわし「鈍刀煮」 [全国特産物情報]
お茶漬は、日本人のソウルフードでありますが、さらにソウルを呼び覚ますようなお茶漬けに出会いました。これも先日ご紹介しました阪急うめだ本店のおみやげやのおばちゃんが常食しているお茶漬けです。その名も六味の「鈍刀煮」。
慶応年間、旅する武士の為に旅篭で焚き上げた鰯が、錆びた刀に似ていたことから「鈍刀煮」(いわし煮)と呼ばれるようになったという鈍刀煮。新鮮ないわしの頭と内臓、皮を取り除き 醤油で炊いては干す、という作業を繰り返します。素炊き5時間本炊き5時間、天日干しを都合3日。で、出来上がったのがこの真っ黒なカタマリです。見た目も迫力ありますが、香りもまたえもいわれぬ芳香。百五十年の歳月を経て師匠から師匠から受け継がれているものなのだそうです。
このいわしをご飯に乗っけて細かくほぐし、お茶漬けにしていただきます。通にはたまらないおいしさですね。いわしの佃煮というと、どちらかといえば甘めに炊いてあるものを想像しますが、醤油味はすっきりとしているが、何より深いふかーい味わいです。日本人に生まれてよかったー!と叫びたくなるようなお茶漬けでした。<YA>
ここで買えます↓
お茶漬けいわし 鈍刀煮・・・お茶漬けのランチでした - ミニチュア ...
Posted at 00時43分
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