2010.4.03 福井紀行【2】 ヨーロッパ軒 ソースカツ丼 [編集長コラム]
福井といえばソースカツ丼を食わずして帰れない。ソースカツ丼といえばキャベツをしいたカツを思い浮かべますが、福井のはキャベツが入っていない。
ソースカツ丼といえば福井では「ヨーロッパ軒」。卵とじカツ丼といえば、早稲田に通っていた私にとっては「馬場下、三朝庵(さんちょうあん)のカツ丼」が日本で最初に考案されたカツ丼という知識なのですが、福井のヨーロッパ軒も早稲田のカツ丼のルーツをたどります。1913年に高畠増太郎氏が早稲田のヨーロッパ軒でウスターソースを使用したソースカツ丼を提供していたといいます。
1923年の関東大震災で閉店した同店。故郷の福井に帰った高畠氏は1924年にヨーロッパ軒を開業し、今に至ります。福井県内に現在ヨーロッパ軒は19軒を数えます。
福井の名物として現在ではヨーロッパ軒のみならずいろんなお店があります。これって熊本の太平燕に近いポジションにあるような気がするんですが、どうでしょうか。でもファーストフードでソースカツ丼というメニューもあるし、おなかにたまる質的な物ではソースカツ丼に軍配があがるような気がします・・・
福井駅前など「小川家」という、ソースカツ丼のチェーン店があります。店構えは牛丼屋さんのようです。
「ヨーロッパ軒HPより」
薄くスライスした上等のロース・モモ肉を、目の細かな特製パン粉にまぶし、ラード・ヘッドでカラリと揚げたカツを、熱々のうちにウスターソースをベースに各種の香辛料を加えた秘伝のタレにつけ、熱いご飯にタレをまぶした上にのせたカツ丼です。
ヨーロッパ軒ホームページ
本店へ行ったのですが、祝い事で休暇とのこと。寂しい。食わずして帰れない。ということで近くの豊島分店へ足を運びました。
ショーケースには、やはりソースカツ丼がメイン。フランス弁当も美味しそう。
そこまでお腹は空いていないので、ソースカツ丼単品(850円)を注文。メニューにはカツ丼としか書いてありませんが。
お客様の大半はソースカツ丼を食べているような。メニュー
本場で初ソースカツ丼。楽しみです。福井流の食べ方はソースに浸されたカツをどんぶりのふたに乗せます。(ガイドブックに書いてあった)
特製ソースがかかった、ご飯。食べてみると、んまい!。うな丼のご飯と同じで、なんで!ソースだけで食えるじゃん。これは絶妙じゃないですか。ソースだけで飯が食えるんですね。米の炊き方も絶妙で米もうまいんでしょう!
これは自宅でもやってみました。ご飯に中濃ソースをかけてみました。特製ソースではないので、そこまでやみつきな味ではないですが、結構食べれます。でも飽きが来る。
カツは極薄の容積が広いカツです。味がしみているので、食べやすい。歯が悪い人でもいける薄さです。でもなんか、「カツ食ってんなぁ〜〜」って気がしないんですけど。
ご飯の量も結構あったのですが、以外とぺろりといただけました。元祖ソースカツ丼、旨し。
食べログ(ヨーロッパ軒)
知っていますか?ソースカツ丼
やはりソースは秘伝なんですね。
Posted at 00時27分
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