トマト 深赤のトマトは大地の恵みがいっぱい [D@EXコラム]
トマトにはサラダなどにして食べる「生食用」とジュースやケチャップなどに加工する「加工用」トマトがあります。普通生のトマトは支柱で茎を支えながら、上へ伸びる栽培方法をとります。みなさんもこのようなトマトは見られたことがあるでしょう。
加工用のトマトは栽培コストを下げるという意味もありますが、より多く日差しをあびるために、支柱を使わず地面を這うように育てています。
左は普通に売ってある、ホールトマト(丸ごとトマト)の缶詰です。
もともとトマトは地をはうように、成長する植物です。加工用のトマトは、生で食べるトマトよりも野生種に近いため、自然の姿に近い育て方が向いているのです。加工用トマトは日本では年中栽培されることもありませんし、その栽培の様子を見られたことがある方は少ないと思います。
トマトが地を這うなんて、なんだか違うような気もしますが、本当です。トマトを愛し食すイタリアでの栽培様子です。
なんだか草むらの中にひっそりたたずんでいるトマトですが、ちょっと出してみると太陽と大地の恵みをいっぱいに受けたトマトであることがわかります。
トマトは旬の時期にもぎとられ、品質の落ちないその日に加工工場へ運ばれ、選別、蒸し、皮取りなどの作業を経て、缶詰へと加工されていきます。新鮮な栄養がぎゅっとつまったトマト缶ができあがります。
完熟したホールトマトを使った、トマトパスタはパスタの代表。多くの人に愛されており、トマトベースのパスタは多くあります。この写真を見ているとパスタが食べたくなりませんか。
Photo: T.Tominaga
Location: Italy
Posted at 06時25分
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