熊本ガストロリジョン

まだまだ暑さが本気を出している初秋頃、植木町にある花小町さんでランチをいただきました。

足を運べば特別な時間を楽しめる、そんな日常と非日常の境界線にいるような感覚になれるお店です。

 

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オクラとつるむらさきといちじくの前菜。

サッパリとろりとした食感といちじくのやさしい甘さが融合していました。

 

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みどりなすとなすのソース、手作りのパテドカンパーニュ

揚げてあるなすはジュワッと瑞々しくて、焼きなすの旨みがつまったソースも絶品です。なすをなすで食べるって面白い!

まろやかなパテドカンパーニュはほろりとした食感で、塩気がなすの甘みを引き立てます。

 

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お魚と水前寺菜。

水前寺菜の食感と独特のぬめりが好きなのですが、最近食べていなかったので嬉しい!

鯛か甘鯛だったと思うのですが、身もやわらかくこちらもソースとの相性抜群です。

 

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パスタ

麺は本田シェフ自ら種まきをして育てた小麦粉を使用した手打ちパスタで、正直おかわりしたい。

天草のタコなど海鮮とトマトの旨みが絡み合って、ずっと食べていたい一品です。

 

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プリンセスポークとアスパラ

お肉が運ばれてくる前に、笹で包まれ塩釜のようにして焼いているのを見せていただきました。

噛み締めた時の旨みが広がってうんうんと自動的に頷いてしまう。アスパラも素材の味が活きています。

 

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プリン

マスカット、パッションフルーツ、みかん、りんご、いちじくがたっぷり入っている下にプリンがいる贅沢なデザートです。

甘みと酸味と香り、食感が様々で食べていて五感が刺激されます。

 

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天草の塩がアクセントのショコラテリーヌとかぼすの琥珀糖。

最後の飲み物はコーヒーでお願いしました。

こちらがくるといよいよ料理を食べ終わってしまうのだな・・・と思うのですがほっこり満たされた気持ちにもなります。

「熊本ガストロリジョン」はガストロノミー(食)とリジョン(地域・土地)を合わせた造語なのだそう。

花小町さんを通して熊本の地域に根差す食の素晴らしさを味わえる幸せなひとときでした。

(M.I.)