韓国×薬膳

夏真っ盛りな先月に誕生日を迎え、お祝いで韓国創作料理屋さんに連れて行ってもらいました。

場所は、北九州市 小倉北区にある「峠(とうげ)」さんです。

お店に着くとオモニが ”お帰りなさい” とあたたかく出迎えてくださり、
中に入ると韓国の置物や様々な薬酒がずらっと並んでおり、圧倒されました。

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そしてテーブルの上には、前菜が。なんと小鉢12品です!

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【甘い・辛い・苦い・酸っぱい・しょっぱい】の五味と、
【青・赤・黄・白・黒】の五色が揃っています。
韓国では「五味五色」の料理を食べると身体が整うという思想があるそうです。

見た目からはどんな味か想像つかないものもあり、これはしょっぱいかな?と
口にした水菜の和え物が青唐辛子で味付けされていて、とても辛くてびっくりしました。

赤唐辛子がかかっていて、いかにも辛そうな見た目をしたものが実は甘かったりと、
自分の予想とは違う味付けなのが面白かったです。

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続いて、焼とうふ。
炒りたての胡麻がのっており、食べてからも口の中にふわっと残る胡麻の香りが印象的でした。

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こちらはオプションで付けてもらった、カンジャンケジャン
私はずっとカンジャンケジャンが食べてみたいと思っており、念願のご対面でした。

甲羅をやさしく噛んだとろっとした蟹の身が口の中に飛び出してきて、一言で、口福でした。おいしすぎるー!!!!
生の蟹ですが生臭さなどは一切なく、ニンニクが香る特製の漬けダレがまたやみつきになり、ずっと食べていたかったです!

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コース料理に戻り、イカフェ。
イカ刺しをコチュジャンで和えたものです。さすが韓国料理、とっても辛い…!
私は辛味があまり得意ではないので、ほとんど食べてもらいましたが、少量でも舌に残るピリピリ感。

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その辛味をなくすために登場したのが、水キムチ。
唐辛子を使っていない、全く辛くないキムチです。
写真はスープを飲んだ後に撮りましたが、この中には水キムチの漬け汁の透明なスープが入っていました。

このスープを飲んだら辛味が消えるから、さぁ飲んで!といわれ
 一思いに飲んだら、不思議とすーっと辛みが引いていくのがわかりました。
長時間かけて発酵されていて、かなり刺激的な酸味だったので、
水キムチをいただいた後も早く次の料理を…と思ってしまったのは内緒です(笑)

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待望の次の料理はチヂミとキムチ。
キムチは辛さ控えめでしたが、チヂミは青唐辛子がピリッと効いており、
見た目とのギャップにまた驚きです。

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そしてチャプチェ。甘じょっぱい、落ち着く味でした。

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コース料理のメインディッシュは、タッカルビ。
チーズを使わないのが本場とのこと。
盛り盛りの野菜は、さっと炒めてシャキシャキの状態で食べるのよ と教えていただきました。

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最後に、デザートの薬茶(ゆず)と薬菓子(なつめ)。
薬茶は、食事をいただいた後の胃腸を整えるものとのことで、ほんのり甘く、ほっと落ち着く味でした。

新しい食体験ができて、良い26歳のスタートを切ることができました。
薬膳料理がまだまだ気になっているので、お店を見つけて訪れたいと思います♪

(E.S.)