創業80年栗尾商店 阿波の銘菓「鳴門うず芋」

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 四国のおみやげでいただいた鳴門のうず芋。創業80年の老舗の味は、モンドセレクション賞金賞を、6年連続で受賞しています。鳴門海峡の豊富なミネラルを含んだ砂地で育った鳴門金時は、数あるさつま芋の中でも上品な香りと素朴な風味で「さつま芋の女王」と呼ばれているのだそうです。「鳴門うず芋」は、厳選した鳴門金時を原料にして、素材の旨みを存分に引き出しています。  

 

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お芋の断面です。厳選した鳴門金時を、熟練した職人たちが包丁で一枚一枚丁寧に切り分けます。手で切ることによって断面に凹凸ができ、糖蜜がたっぷりと絡んで、深い味わいが生まれます。たしかに表面がでこぼこしていますね。

 

カットした鳴門金時を蒸かし、甘い蜜に漬け込んで乾燥させたのが「鳴門うず芋」です。素材の旨みを引き出す糖蜜は、初代当主がハチミツを元に作り出しました。以来80年間、継ぎ足しながら守り続けられた蜜床なのだそうです。うなぎ屋さんのたれとかラーメンとか聞いたことありますが、つぎたしつぎたしの蜜床って、考えるだけでとろけそうですね!一口いただくと、上質なスイーツという印象。甘く凝縮した新芋の味が、見事で、今の季節にはたまらないお菓子です(笑)。<YA>