オーストリアのマイスター直伝!むか新 こがしバターケーキ

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おいしいバターケーキがあると聞いて、購入したむか新の「こがしバターケーキ」。「こがし」がおいしいイメージとして使われるようになったのっていつからでしょうか?「焦げといえば、ガンのモト」と刷り込まれた世代からすれば、お菓子のネーミングに使われるほど、「こがし」がポピュラーになったのは、なんとなく不思議な感じです笑。こがしバターケーキは、モンドセレクション金賞・iTQi優秀味覚賞3つ星・DLG金の三冠獲得しているのだそう。それもそのはず。こちらのこがしバターケーキを作っているむか新さんは、創業明治25年の和菓子の老舗。長らく関西で愛されてきた店のようです。2012年に創業120年を迎えたみたいです。商品構成を見てみても、和菓子がメインですが、南蛮浪漫菓子というシリーズがあり、フィナンシェやクグロフ、オレンジチョコサブレなどのラインナップもあり。中でも一番人気が、このこがしバターケーキ。

 

 

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 こがしってほどではない普通においしそうなバターケーキ。オーストリアのマイスターで、50年の菓子職人歴のあるエルウィン・イエーセンベルガー氏が菓子技術顧問を務め、直伝の製法で作ってあります。バターを銅釜でじっくりと熱し、こくと風味を凝縮させた「こがしバター」を使用してあります。隠し味に手絞りレモン果汁を加え、濃厚なバターの風味でしっとり、ふんわり焼き上げてあります。ちなみに、マイスターとは、オーストリア国家が定めたマイスター制度に基づき、試験に合格しないともらえない由緒ある称号のようです。一年に一度しか受験できない名誉ある資格ということでした。こうやって聞くと、一見普通のマドレーヌ風のお菓子ですが、なんだかすごいお菓子のような気がしてきた(笑)。南蛮菓子といってますが、オーストリアって南蛮に入っているのかしら?

 

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ついているエージレスをはずして、ちょっとチンしていただくのが、おすすめです。甘くてふわふわでおいしい!立ち上るバターの香りが、なんとも幸せの香りですね。お手ごろ価格なのもうれしく、あまり甘すぎないのにコクがあり、誰にでも愛されるのお菓子でした。<YA>