風と太陽のみで結晶させた塩 天草の完全天日塩 はやさき
天草市苓北町にある大漁丸さんという民宿で、おいしい魚介のてんぷらをいただきました。そして、そのとき添えられていた塩がとびきりおいしかったので、聞いてみたところ、完全天日塩「はやさき」を使っているとのこと。民宿の売店で即購入。よく見ると
名称:食塩
原材料名:海水
と実にシンプル。
「はやさき」は、天草の豊かな海と太陽の恵みが、塩一粒一粒にぎゅぎゅっと凝縮されています。熊本県天草の北西にあたる五和町はイルカも生息する自然豊かな海があります。 その五和町(通詞島)の海岸から海水を汲みあげ、高さ6m横幅20mのタワーで海水の塩分濃度を上げます。 これを結晶棚に入れて結晶化させ出来上がった塩が完全天日塩「はやさき」です。通詞島は、わたしも大好きな島です。海岸に立っていると、いるかの群れを見ることができるんです。
全天日塩は四角形の結晶になっています。がりがりとした食感ですが、トマトにつけたり、おにぎりを握ったり、シンプルな料理ほどおいしさが引き立ちます。おいしさの秘訣は、やはり完全天日塩だということにつきるようです。
日本の伝統的な製法は釜に海水を入れて炊きあげる「釜炊き製法」です。国内製法の9割近くがこの釜炊き製法だといわれています。海水に高温を加えれば加える程塩の精製は早まります。
しかし、高温で作られた塩は辛くなりなり、低温であれば低温であるほど辛さが少なくなります。また、海水に含まれる有機質は一定の温度を越すと減少し、なくなってしまいます。低温で精製することによって有機質を含んだ塩が出来上がるそうです。はやさきは釜炊きではなく、天日によって精製をおこなうことでこの有機質を含んだ旨みとコクのある塩を精製しています。だから、一味違うのですね。ネットでHPを見ると、この塩を使った歯磨き粉などもあるみたい。天草の海の恵みを、全国の皆さんに知って欲しい!そう思えるおいしい塩でした。<YA>
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