南蛮文化の風が薫るお菓子 大分県 菊家さんの「ペトロ岐部」「ドン・フランシスコ」
「伊東マンショ」「千々岩ミゲル」は、授業で習った天正少年使節団のメンバー。では「ドン・フランシスコ」「」ペトロ岐部」って、いったい何でしょう??といわれると、食いしん坊の方は、大分のおいしいお菓子!と答えるでしょう。こちらは、世界モンドセレクショングランドゴールド賞を受賞したスイーツです。パッケージ向かって右がドン・フランシスコ。左がペトロ岐部カスイ。ドン・フランシスコは、大友宗麟の教名だそうです。大友宗麟は、戦国時代北九州を支配した方で、キリスト教に造詣が深く、大分に病院開設や音楽と演劇、学校などをつくられた方。左のペトロ岐部は、日本人としてはじめて聖地エルサレムを巡礼した方です。もちろん大分県のご出身。
手前がペトロ岐部。奥がドンフランシスコ。ドンは2種類あり、メロンとブルーベリー味と、リンゴ味。
手前が、ペトロ岐部。ふんわり柔らかい生地の中に、白あんと栗、クリームが混ざった餡がおいしいです。あんこなんですが、バターの味やラム酒の香りが華やかで、紅茶にとても合うお味になってます。
奥のドンフランシスコもクレームダマンドと角切りにしたリンゴの酸味がいい味出してます。外側の生地はアーモンドの香り!
素朴な疑問ですが、なぜ豊後の先哲をお菓子のネーミングにしたのかが気になります。お菓子は、和菓子でありながら、バターやアーモンドなどを使った洋菓子の趣があることから、日本と南蛮文化の出会いを表現するのに、当時日本と外国の架け橋となったお二人の名前が浮かばれたのではないでしょうか。そう思ってこのお菓子をいただくと、南蛮文化の風を感じるようですね。<YA>
大分県由布市狭間町赤野740番地
097 583 3200