肥後六花伝承の家 木村家住宅 肥後花しょうぶ見ごろを迎えています
熊本市南区田迎にある木村家住宅の肥後花しょうぶが満開で5月25日(土曜)「花しょうぶ鑑賞会」があるとのお知らせをいただき、訪ねてみました。
木村家は天正16年、加藤清正とともに来熊。「犬追物催し方」としても知られています。
江戸時代、熊本藩主の細川重賢が家臣に栽培を奨励したとされる「肥後六花」を継承されていて、肥後花しょうぶ、肥後芍薬などを今も栽培されています。
白色や濃淡鮮やかな紫いろの花々は、青空のもとで輝いていました。
熊本地震で被災した市指定の景観形成建造物「木村家」も、2023年に復旧工事が完了して、この日は特別に内部が公開されていました。
寛政4年、約250年前に建てられた木村家住宅。数年前にお花を見に来たときは、まだ建物が崩れていたので、このように復旧されてとてもうれしいです。藩主が馬上から矢を射る「犬追物」の後、休憩所として利用されていました。普段は非公開です。
こちらは藩主休息の間。
犬追物の掛け軸があり、当時の様子がありありとうかがえます。
この奥にはお茶室があったのだそうです。
厠に向かう壁も当時のもの。
こちらが厠。陶器でできていてオシャレ。
藩主休息の間には、細川家の家紋九曜紋の瓦が置いてありました。
こちらは味噌を作っていた味噌部屋。土間は天井も高く、広々とした作り。
蔵の床は、なんと贅沢な馬門石です。ほんのりピンクがかっているのがわかりますね。通常は非公開なので、貴重な経験をさせていただきました。<YA>
木村家住宅
熊本市南区田迎一丁目4の6
問い合わせ
松栄パナホーム熊本
096の379の4020